糸魚川ヒスイの岩石

海や川で見つけても飛び上がり喜ぶほどの石ではない


この程度の岩石は百戦錬磨のヒスイハンターやコアなコレクターはその場に戻してしまうクオリティであろう


全体的にヒスイ輝石含有量に乏しく良い部分だけをカッティングしてようやくヒスイになるレベル


私のようなショボい加工屋でもこの石は作品制作に適していないヒスイ擬きは石コロ扱い


長年工房にぶん投げてある石だが何を血迷ったか丸玉を作りたくなった

ヒスイの結晶間に沸石が入り込むいかにも小滝産のヒスイ輝石岩


肉眼ではもう少し青味があるのだが艶出しすると白ベースにルチルやらべスビアナイトなども含有しこんな感じでイマイチ面白くない


ふと、艶出ししない方がいいかな…と考えこむ


今時の言葉だと 「艶いらなくね?」⤴︎


いらなくね?  ⤴︎   (語尾上がる、疑問形)


はて?🤔


丸玉撮影しながら、いつからそんな言葉のイントネーションになりやがった!? と呟きながら思わず笑い吹き出す昭和のオッサン ←私


艶落としてマット仕立てにするか


いかに綺麗に艶出しするかではなくいかに素敵にマットにしようかと捻くれモードが発動した

マットも作り比べた


光の抜けが悪くなり篭る


例えばシーグラス

磨いたら単なるガラス

磨かないから光が篭りボンヤリする

そんな感じ


色味がほんのりペパーミント


これはこれでよい

今時の言い方は 

「これ いいんじゃね?」 「これよくね?」

いいんじゃね⤴︎      よくね⤴︎      ←上に上がる


うむ〜     変なの…


いや、今時変なのは私のほうか…


どうでもいいか(笑)