よくヒスイハンターの人に
「近年、ヒスイが少なくなった」
とボヤかれる(笑)
そして私にもヒスイハンターしろと言うσ(^_^;)
糸魚川 押上ヒスイ海岸から富山県 宮崎海岸や糸魚川の姫川、青梅川を何度も訪れヒスイ拾いを楽しんでいる人をヒスイハンターと言う
自らの足で探し、自らの手で拾う天然翡翠
その翡翠はクオリティを問わず自分だけの最高のメモリーコレクションになる
初めて探し当てた喜び、嬉しさ、その至福の時を求めそしてついついまた糸魚川へと向かってしまう
裏話でもないけど糸魚川には「ヒスイ買取」と看板を掲げる店舗や翡翠商がある
こんな看板は日本でも糸魚川くらい?かもしれない
買取看板がなくてもヒスイ販売している店舗に相談するとほとんどの店主は買取をしてくれたりする
糸魚川にはブックオフハードオフもないのに翡翠買取はある(笑)
実際にヒスイ買取の看板や個人取引があると言うことは売る人がいるからですよ
実はね…
ヒスイハンターとは別に本物のトレジャーハンターも実在するんです
ヒスイに限らず、コランダムや糸魚川アイトなど糸魚川の珍しい鉱物をコレクションではなく売る事だけを目的とするプロです
よく、海岸で100万円のヒスイを拾ったとか300万円で売れたとか噂が流れるけど、ほとんどガセネタですね
そんなのが出たら直ぐに翡翠商ネットワークに引っかかりますが10年に一回くらいしか聞かないかな
例えばこれ
皆が少し透けただけでロウカンとかアホなこと言うけど、これの買取価格は数万円程度
経費など中間マージンもあるので市場価格はもちろん高価になり店頭に並ぶ頃には数十万円になるが、それでも海岸で拾ったヒスイが100万円とか300万円の買取価格のヒスイってどんだけだよ( ̄∀ ̄)
誰も買い取らないよ
ない ない(笑)
ヒスイ専門のトレジャーハンターは数千円〜数万円程度のヒスイ原石をコンスタントに持って来る
早朝から海岸や川でめぼしいヒスイは先を越され拾われことも多いかもですね
私はヒスイハンターでもトレジャーハンターでもない石材加工職人なので、主に素材は翡翠商が買取ったヒスイを庭先取引で手に入れ加工するわけです
自分でヒスイ拾って加工すればもう少し販売コスト落とせるんだけど、長年の経験から自分で拾っても加工向きのヒスイが拾えない事は分かってるんですよ
たまに海岸に行ってたまたま拾ったヒスイはもったいないと言われようが全部リリース
これは自分の中の決まりなんです
だからハンターはしない
拾う時間があったら作る! それが私の生業ですから性分をわきまえず拾いに走ったらダメだと思うんですよ
天然石加工を始めた頃、中途半端な原石で作って後悔したことが何度もあるんです
最近は優良クオリティのヒスイはなかなか出なくてね
ホント良いヒスイは少なくなりましたよ
特に小滝系の優良ヒスイの今後の流通が心配かな