お昼頃はここまででした


粗削り #60番


続き


穿孔後、粗研磨 #150番 ~ 300番

綺麗に見えますが、まだまだザラザラ


研磨 #500番 ~ 800番 ~ 1000番

だいぶ粗さが取れる


研磨 #1500番  
500



研磨 #2000番
800
ヒスイの場合、一般的にはこの辺でセリウム磨きすれば十分な艶が楽しめる


研磨 #3000番
1000
この位の粒度のペーパーや研磨剤はあまりホームセンターにも売ってないかも


研磨 #5000番

1500
3000番とあまり違いがわからない



研磨 #8000番
2000
この粒度は研磨剤が細かく、ヒスイに含侵する可能性もあるから やらなくてもいいかも


仕上げ #10000番

手磨きだとこんな感じ


研磨は軟らかい石の場合、#2000番程度じゃイマイチ艶はのりません。

少しの研磨で傷が付いたり変形してしまったりしますので、さらに細かい研磨工程を必要とします。

ヒスイ位の硬い石は研磨の強弱が軟らかい石程シビアではないので圧倒的に楽です。


私の工房はバレル研磨も出来るけどバレルメディア+研磨剤を使うのでワックス感が出てしまい不自然になるので私はバレルは使わないですね。


ヒスイの場合は2000番の次に仕上げ研磨で十分です。 お奨め。

研磨を楽しむ方の参考になればと思います。


ヒスイは勾玉や大珠、丸玉と色々な製品が出ています。

ほとんどが海外加工が多く、製品が出来上がる工程が把握できません。

インチキ翡翠も実際に沢山流通しています。


誰かが作ったものを右から左に売ったり買ったりする方が簡単だけど、職人、クリエーターを名乗る人達には自分の作品に対するプライドが多少なりともあります。

面倒くさいし、大変だけど、やはり原石から手間暇かけると違いが出ますよ。

糸魚川の海岸で拾って是非チャレンジしてみてください。


知り合いに、「お前面倒な事しているな」と、よく言われます。

恐れおおくも、マエストロと呼ばれたいとは思わないけど、自分のこだわりは捨てたくないかな~と思っています。



糸魚川ヒスイには陽の光が良く似合う。


明日の納品です。 ありがとうございます。