糸魚川の海岸で拾ったヒスイでペンダントトップを作ってくれと頼まれていました。
海焼けシミも着いていて海岸で採取されたヒスイと言う事が分かります。
気品があり、いかにも糸魚川産 ヒスイですね。
大きさも手ごろだけどヒスイは比重があるのでペンダントには少し重そうです。肩凝るよ。
思い入れがあるヒスイらしく、ちょこちょこと研磨してたらしいです。
この海焼けシミを削って軽くした方が良さそうですが、翡翠マニアはこのシミが好きな方もいらっしゃいます。
この天然のシミが良いんだよ!というコレクターもいますが私は嫌い(笑)
穴をあけてペンダントにするだけでは職人として芸がなさすぎるので、何か形にしたいところです。
このヒスイの持ち主と相談し、勾玉にすることになっちゃいました。
でも私は勾玉はあまり好きではないのですよね。
誰が作っても大体同じ形になるし、艶出し研磨だって同じ感じに仕上がる。
だがしかし、仕事だ。依頼通りにやるしかないですね。
シミは削って良いと言われたので出来るだけ削ります。
この画像正面が勾玉のシッポ(下部)になるように形成しよう。
上品な緑色は出来るだけ残したいところ。
ガリ ガリ ガリ 粗削りはこんなとこ
他の制作や仕事も押しているので今日中に完成させたいところです。
粗削り 研磨の粗さ#60番