春のお仕事。
二十四節気ではすでに立春、七十二候ならば魚氷上……ま、まだ薄氷が残っているんだけれどもお魚さんが活動を始めている姿が見え隠れする頃。
illustrated by もっちのん さん via illustAC
みかんが待ち望む春は、まもなく来る雨水に移り、末候、草木萌動の頃か……
illustrated by もっちのん さん via illustAC
さらに啓蟄へと進み、初候、蟄虫啓戸になった頃なんですけど、実はこの時期限定の山菜にはなんかワクワクさせる力があるように思えて、大きな気温の変化に対応しきれなくてちょっとキツかったり、花粉のヤロのせいでだだ下がりになる気分をなんとか落ち着かせてくれます
そんな季節の山菜のひとつがふきのとう
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子供の頃はなんでこんなのを食べるんだろうだとか、よく食べる気になったよねだとか、さんざん悪態をついたものですが、姫神みかんも17歳ともなれば大人の味覚を備えてしかるべし……
です
ま、なんだかんだ言ったとしても、例年ならばスーパーマーケットのお惣菜コーナーですでに天ぷらになっているふきのとうを食べるくらいでした
鮭は切り身で泳いでいる……
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わけじゃないのは知っているし疑う余地すらないのだけれど、久しく野に咲くふきのとうを見ていないからか、まるごと売っているのを見かけないからか、
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ふきのとうは天ぷらで生えているのだと言い出さんばかりに
でもね、お野菜売り場で見かけるよりも、ふきのとうはお惣菜コーナーで出逢う方が確率高しなのは事実です
ま、ふきのとうは天ぷらで生えているわけじゃないので、ひさしぶりにふきのとうみそ(ふきみそ)にしてみますした
工程の下ゆでは行わずに作るレシピもありましたが、下ゆでするように教わってしまった(笑)ので、今回は下ゆでしています。確かに油をたっぷり使うふきのとう天ぷらは下ゆでなどしませんし、しなくてもおいしく感じますので……次回があれば下ゆでせずに作るつもりです
■材料 ふきのとう 50g*1 A. みそ 大さじ2 A. 本みりん 大さじ1 A. きび砂糖 小さじ1*2 ひまわり油*3 小さじ2*3
ふきのとうは根元を切り落として切り口を新しくし、すでに茶色になっている葉を除く(ゆでたり刻んだりしているうちに変色するので、お好み次第です)。
熱湯 500mlに塩 小さじ1(分量外)を溶かし、ふきのとう()を加えて3分ゆでて冷水に取る。
流水で洗って、2時間ほど水にさらす(常温におき、時折水を替える)。
白ごはん.comでは下ゆでせずに刻んでいますので、工程は割愛してもよいのかも
Aはあらかじめ合わせて、みそだれとする。
水気を拭ったふきのとう()を6~8mmほどに刻む(変色しても気にしない)。
フライパンに油を熱してふきのとう()を加えて全体に油が馴染むまでいためる(下ゆでしない場合にはしんなりして火が通るまで1~2分を目安にいためる)。
みそだれ()を加え……
弱火~弱めの中火で2~4分(分量による)かけて水気を飛ばす。鍋底をヘラで混ぜること。
必要ならば少量の砂糖で味を調えて容器に移し、冷めたら冷蔵庫で保管する。しっかり水気を飛ばしておけば2週間ほどは保存できます。
*1 1パック小7個入りで税別198円でした。50g。
*2 お好みで調整が必要な部分です。
*3 ~大さじ1。ひまわり油や太白ごま油などの香りの個性に乏しい(笑)油。お好み次第ですけど
作ってみればやっぱりいろんな気づきはあるし、小なりとは言え次への改善点なんかも見えてくるわけで、お料理をするということは脳トレをしているに他ならないのだとすれば……
脳は元気でいられる……だなんて思ったわけですけど、よく考えてみれば、脳トレしながらお料理を作っているのは亭みかんなわけで、みかんの脳は……
ご心配いだだいちゃった皆さま、大丈夫です、亭みかんは……
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