本日より、みかん亭の面々はやんごとないw事情でみかん星に帰星しています。
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帰星中の記事は書きためたものを予約投稿していますので、本文中の『昨日』だとか、『今日』だとか『明日』は現実のものではなく、なりゆき上のものですのでご注意くださいませ
21日のお昼ごろに戻る予定です。
京芋。
単に京芋と書くと京都の伝統野菜である海老芋……
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を思い浮かべるかたも多いのだと思う。
京なんちゃらが京都のものじゃなくてどうすんだ……なんて言いたくなっちゃうのはもちろんみかんも同じ
でも、宮崎のかたに訊いたらどうだろう?
宮崎のみなさまにとって、京芋は宮崎県産のそれ↑であり、かつては台湾芋とも呼ばれていたそうな
そして調べてみれば、京芋の京は京都にあやかったものだという記述も見つかった
宮崎の京芋は、京都の海老芋(京芋)同様に里芋の一種でタケノコ芋とも呼ばれるそうなんだけれど、京都生まれで京都育ちの友人が『タケノコ芋』と呼んだのを覚えてたりする
ま、宮崎の京芋(タケノコ芋)はどーんと長いという特徴があって、海老芋と呼ぶ気にはなれないものの、京都の京芋は海老芋と呼ぶのにふさわしいし、タケノコ芋だと言われても反論しようとも思えない。
ただ、宮崎のタケノコ芋(京芋)は全体を見ると
育ちすぎじゃねーか
と言いたくはなる
その宮崎のタケノコ芋……以降、みかん亭では宮崎のタケノコ芋を京芋、京都のは海老芋と呼ばせて書かせてもらうこととして、その京芋、JA宮崎経済連 によれば『9月から2月頃まで全国各地におでん、 煮物用等として出荷しています。』とされているものの、少なくともみかん亭あたりのスーパーマーケットではとんとお目にかかれない京芋が、久しぶりにみかん亭にやってきました
以前はチャリ圏内に大きな八百屋さんがあって、スーパーマーケットでは見かけない珍しげなものも手に入れられたんですけど
一般的な里芋がねちょねちょするのに対して、京芋はピーラーで皮が剥けちゃいますし、剥いている途中に飛び出しちゃうなんてこともありません。
さらに、煮崩れしません。しにくいです。
厚めに皮を剥いた京芋は3cm厚に切って鍋に並べ、かぶるくらいの水を注いで生米を大さじ1ほどパラリ、落し蓋をして火にかけ、沸騰後には弱火で30分(厚み次第です。竹串がスッと入るまで)下ゆでします。
この後、サッと洗って八方だし(だし汁 8:しょうゆ 1:本みりん 1)で煮るのが思い出せるレシピでしたが……
しょうゆ 大さじ1、清酒 大さじ1/2、本みりん 大さじ1/2に漬け込んであった鶏もも肉があったので、ごま油で焼き、裏返したら蓋をして弱火で4分焼いたもの……
こんな感じの鶏もも肉半分ほど(200gほど)と煮ることにしました。
本枯節と昆布のだし汁 400mlに、本みりん 20ml、うすくちしょうゆ 20mlのほぼほぼ関西風のうどんだし(鶏肉に味がつけてあるので薄めの煮汁になります)で8~10分、落し蓋をして煮てみました。
京芋は色がちょっと薄めな上部だった部分にも色をつけるようにひっくり返して粗熱を取ると……
こんな感じ↑にできあがりです
旬は11月から3月頃と言われている京芋。
見つけたら買いだとみかんは思います。
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