五香粉が香る肉味噌を台湾風だと言いはったり……
八角を入れたのをごはんにどんすれば、魯肉飯ならぬ『るーろーはん』だなどと言っちゃう……
そんなのがみかん亭のあるべき姿なんですけど
それでも、さらにぽいのに近づけたいなんて思っているヤツだとか、さらにぽいのを食べてみたいだなんて思っているヤツがそこにはいるわけで
普段使いのお醤油だとかお酒だとか、おみりんがなんとなく決まって、調味料置き場にちょっとしたスペースができたタイミングで、思い切っていくつかのお国の調味料を揃えることに
ま、カタチから入るみかん亭らしい発想なんですけど
はいっ、それで作ってみたのがこれ。
風wを取るための方法を注意書き*なんちゃらしています。調味料をアチラのものにすれば済むというわけではないのですが^^;
やっぱり肉燥飯にしました
肉燥は湯煎できるビニール袋に入れて、
チンチンの熱湯に5分ほどぷかぷかさせて温め直します。
■材料(600ml) 豚粗挽き肉*1 250g 生しいたけ*2 4枚 フライドオニオン*3 25g 水 200ml しょうゆ*4 90ml とろみしょうゆ*5 30ml 台湾米酒*6 30ml 氷砂糖(ざらめ)*7 大さじ1(13g) 五香粉*8 小さじ1 ホワイトペッパー ひとふり ひまわり(なたね)油 大さじ1
しいたけ*2は5mm角に刻む。
フライパンを熱し、油を加えて十分に温めたら、しいたけ()をほんのり香りが立つまでいため、豚粗挽き肉*1を加える。
肉色が変わってきたらフライドオニオン*3を入れて混ぜ、五香粉*7とホワイトペッパーを振ってさらにいためあわせる。
台湾米酒*6、しょうゆ*4、とろみしょうゆ*5を回し入れてざっくり混ぜたら水を加え、沸騰したら氷砂糖(ざらめ)を加える。
アクを取って弱火にし、30分ほどを目安に、水気がなくなるまでいい感じになるまで煮ればできあがり。
できあがりすぐよりも、一度冷まして湯煎で温めたのがおいしいと思っています。
*1 あるいは豚バラブロック肉を5mm角に刻むとよいそうな
*2 あるいは干ししいたけを戻して使うとよいそうな
*3 できればエシャロット(シャロット)を揚げた油葱酥。国内で流通しているエシャロット(軟白栽培のらっきょう)とは別物なのでご注意を。
業務スーパーで紅葱醤を見つけたので次には使ってみたいと思っています。
*4 中国の味極鮮醤油(こいくちしょうゆ)を使いましたが、やっぱり台湾醤油がよいそうな
次善は生抽醤油。もちろん国産しょうゆでも。
*5 台湾の醤油膏。あるいは老抽醤油。国産のたまりしょうゆでも。
*6 あるいは清酒。
*7 甘めがお好みならば増やします。
*8 お好みで八角1個を追加します。
魯肉飯と肉燥飯、台湾北部・中部と南部の呼び方の違いだともいわれています。
また豚バラ肉をカットして作るのが魯肉飯で、豚ひき肉を使うのが肉燥飯だという話もあります
いずれにせよ、小さく切った豚肉をしょうゆベースの甘めの煮汁でそこそこの時間煮たものを、ごはんにかけたものになるのは皆さまご存知のとおりです。
ま、今回は豚ひき肉を使うのが肉燥飯説に準拠することにしましたが、さてお味のほうはマジモンになったのかと言えば……
わかんないよねー
わかんないねぇ。まずは萬用滷味包なんてのを買って本場の味を確かめるべきだったね
カタチから入るにしても目指すべき味を明確にすべきだったかも
けど、おいしかったよ。
おいしくてもさぁ、今回はぽいのをさらにぽいのにしようとしたわけじゃない?
いやいや、 ぽいのはさらにぽいのにはなっていると思うよ……だいたいから外れたらみかん亭じゃないよね
といいつつ、まだ月が初まったばかりなのできっとポチ……
みかんちゃん、今度の月末はただの月末じゃないわよ。年末なんだから月末進行はヤダなぁ
illustrated by Tara さん via illustAC