春のお彼岸。
昼の長さと夜の長さが等しくなる春分。
つまり、太陽が真東から登って真西に沈むこの日は、仏教では彼岸(ひがん=あの世)と此岸(しがん=この世)が一番近くなる日と考えられていることから、ご先祖様の供養をする日とされています。
その春分の日を中日とし、前後3日間を雑節でお彼岸と呼ぶことはご存知のとおり
2023年は3月21日が春分の日……太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が0度となったとき(黄道十二宮では白羊宮の原点に相当)で、天文学ではその瞬間とされますが、暦ではその瞬間が属する日とし、概ね3月20日または3月21日となるそうな。
なので、今年は3月18日が初日(彼岸の入り)、3月24日が最終日(彼岸明け)となります。
春分の日の昼と夜の長さは実は等しくはない
だとか、
仏教に基づくものでありながら、彼岸は実は日本独自のもの
だとか、そんなうんちくはいつものとおり丸投げします
お彼岸にお供えする食べ物と言えば、おはぎぼたもち。
illustrated by ターコイズ さん via illustAC
ですが、彼岸の入りにぼたもちを供え、明けにはおだんごを供える地方もあるようです。
ご存知のとおり、ぼたもちとおはぎは呼び方が違うだけで同じもの。
なんですけど、みかん星王家ではぼたもちは丸く、おはぎは俵にと伝えられています
ぼたもちは『牡丹餅』、おはぎは『お萩』で、季節の花に由来するものだそうで。
おだんごは、十六団子の日の十六団子とは異なって……
あんこ入りだったりすることもあるようで、数は6個が基本ですが、7個、13個の場合も
そして、中日には小豆粥をいただきます
特別な日には、やっぱり魔除けの赤であるところの小豆を使ったものを食べるのが日本の文化なんだとか。
さて。
ぼたもち。
もち米とうるち米を混ぜて炊き(冷めても固くならないようにうるち米を混ぜるべしと教えられました)、お好みで軽くついて丸め、濡れたガーゼ(ラップ)に広げたあんこに載せて包めばできあがっちゃうんですけど……
ま、あんこを買ってくれば、ですけど
で、買っちゃいました
まんま、ぼたもち
ん、粒あんだからおはぎかぁ
おはぎって書いてあったような気も
もちろん、みかん亭専属シェフ姫神・亭・みかんは作る気満々なんですけど……
深夜0時過ぎから9時過ぎまでテレビに釘づけになり、その後はしばし爆睡しちゃいましたので
ま、みかんのご先祖様なので、よかよかとかきっと言ってくれるに違いありません。
もちろん、ぼたもちは毎日新しいのを準備しますからね、ご先祖様
かわいいかわいいみかんや、私たちはもういいからたんとお食べ。
ああ、そんな声が聞こえるようです
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藤井聡太王将、NHK杯で初優勝 史上初、四つの一般棋戦を全制覇 https://t.co/fwanv9Wywf
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) March 19, 2023
さて、棋王戦はいかに。