ぢな、またはじな。
みかん星生まれのみかんが第一次青春期を過ごした関東には入らないけど、首都圏には含まれる某県では、そう呼ばれるたぶんアブラナ科の菜っ葉をかちりを加えてごま油でいため、酒、みりん、しょうゆで味つけする
ぢな、またはじなの油いため
なんてものがあります。
漢字では『地菜』と書くので、『じな』が正しいんだと思いますけど、『ぢな』のほうがかわいいんじゃないかと未だに思っています
ま、関東には入らないけど、首都圏には含まれる某県民に
地菜ってなぁに?
と訊いたなら、多くの某県民は、
野沢菜ずら。
と答え、何人かは、
鳴沢菜のことずら。
長禅寺菜だんべ。
だなんて答えるんだと思う
ま、たまに帰省したときにスーパーマーケットで見かける地菜は、ほぼほぼ野沢菜だったりしますが、富士山日本一のお山方面では鳴沢菜が、甲府県庁所在地では長禅寺菜が手に入れられるのかも知れませんね。
さて。
『塩だけで漬けた野沢菜』なる野沢菜の塩漬けを見つけちゃったみかん。もちろん迷わずお持ち帰りしたんだけど、
いためる? 煮る?
というみかん亭専属シェフ姫神・亭・みかんの問いへの答えは……
煮菜ときゃらぶきのだし茶漬け
■材料(約400ml) 野沢菜の塩漬け*1 200g 煮干し(6cm) 14尾ほど*2 水 200ml*3 しょうゆ(ヒゲタ本膳) 大さじ2 (きび)砂糖 小さじ4*4 鷹の爪(小口切り) 1本分 ごま油 大さじ1/2
野沢菜の塩漬け*1は、ひと晩(~半日以上)水に浸けて塩抜きをする。起きていれば何回か水を替えるのが好ましい
野沢菜()の水気をよく絞って、2cm(お好みで1~4cm。ただし余り長く切ると無限葉っぱになるのでご注意を)に切る。
鍋を中火で熱し、ごま油と鷹の爪を入れて(入れ忘れてます)を温める。野沢菜()を入れていため、油を回したら、砂糖を振ってサッと混ぜ、煮干しを2~3つに割って散らし、水を加える。
沸騰したら弱めの中火にし、8~10分、いため煮する。煮汁(水)が半分~1/3量になったらしょうゆを回し入れ、中火に戻して6~8分……
底に煮汁がうっすら残る程度までいため煮する。
お好みでごま油(分量外)を鍋肌から細く回し入れてサッと煽って火から下ろし、味を含ませる。
熱が取れてからいただきますが、きゃらぶきを添えて濃いめのだし*5でだし茶漬けにするのがみかんの好みです
*1 野沢菜を塩だけで漬けたもの。今回は長野県伊那郡の伊那食品㈱の『塩だけで漬けた野沢菜』。伊那食品の商品紹介 にはありませんが、売られています
*2 アタマとハラワタを取って7~8gほど。さらに多くても。
*3 野沢菜がひたひたになる分量。
*4 甘口がお好みなら大さじ2。
*5 だしパックに指定された1.25倍の水に、だしパックを2つ入れて煮出します。
はいっ、『煮る』が正解でした。
正解者に拍手っ
photo by miiinaamiii さん via photoAC
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