ナムル。
ご存知のとおり、朝鮮半島のお野菜の食べ方のひとつで、というか常備菜で、ゆでた(あるいは何らかの方法で熱を加えた)お野菜に塩とごま油で味をつけたもの……あるいは、塩ゆでしたお野菜にごま油をふって和えたものなんですけど、実際にはだし、おしょうゆ、にんにくやこしょうなどを加えます。
個人的にはダシダ(牛肉)を使うと、一気に韓国食っぽくなると思っています
では、鶏がらスープの素ならどうか、試してみることにします。
■材料 チンゲン菜の葉 2株分 A. ごま油 小さじ2 A. 顆粒だし(鶏がらスープの素) 小さじ1 A. きざみ(おろし)にんにく 小さじ1 A. しょうゆ 小さじ1/3 A. ラー油 小さじ1/4 白いりごま 小さじ1
チンゲン菜の葉は4~5cmのざく切りにする。
鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、色止めのために0.6~1%の塩分濃度になるように塩*1(分量外)加えて溶かし、チンゲン菜の葉()を加えて菜箸などで浮かび上がってくるのを抑えながら20秒ゆでて、冷水にとって急冷して水気をよく絞る。
ボウルにAを混ぜ、チンゲン菜の葉()を加えてよく和え、白いりごまをふってサッと混ぜればできあがり。
*1 例えば800mlの水(湯)ならば、塩 小さじ1(6g)で約0.8%の塩分濃度になります。ちなみに、塩分濃度1%の塩水をつくるためには、800mlの水に8gの塩を溶かすのではなく、792mlに8gの塩を溶かす必要があります。ま、前者でも0.99%になるので誤差範囲ではありますし、沸かしているうちに水は蒸発しちゃって塩分濃度は変化しちゃうので、この程度の分量ならば無視でいいんですけど
中国食っぽさは感じませんでした
決して、鶏がらスープ=中国というわけではなく、世界中にあるものですし、魚介だしに慣れ親しんだ日本人がたぶん最も多く触れている鶏がらだしのお料理が中国料理だからそう思ってしまうのだろうし、そもそもそんなイメージをもっているのはみかんだけなのかもしれません
では、こんなのならばどうでしょう?
クロアチアの国民的調味料とのウワサのベゲタ。
これだったらナムルもクロアチアっぽくなるのか……とか、あるいは、
アルチェネロのこれ↑ならナムルもイタリア料理っぽくなるのか……とか、考え始めると、今日も眠れなくなっちゃいそうです
photo by miiinaamiii さん via photoAC