みかんのつまみ食いに、たぶんちょっとだけヘソを曲げてみたと思われるのが我が親愛なるシェフ――亭みかん。
ついつい、でき心で
ま、つまみ食いはほぼほぼでき心よね。誘惑に負けるよわ…
もう、やめたげて
こんな程度のやり取りで亭みかんの曲がったへそは元に戻ったらしい
ま、そもそもみかん的には、ヘソもツムジも曲がりようはない――と思うのだけれど
だいたい、みかんの悪態を気に留めるよりも、亭みかんとしては
賞味期限のほうが一大事
なのだ。
そして、どこぞの舞台から飛び降りるくらいの決意でもって買ったタカナシの北海道リコッタ――
の賞味期限はすぐそこまで迫っているとなれば、かねてよりの計画を実行に移すのにやぶさかではない
期は熟し、潮時を迎え、レットランプが5つ灯り、そしてブラックアウトを待つだけだった。
バーレーン・インターナショナル・サーキット
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フェタチーズを探して潜入した成城石井で、フェタチーズとシンガポール風ラクサとか、グリーンカレーを買った時に見つけたリコッタチーズを手にした時から、
エアーオーブンで焼いてケーキにしようプロジェクト
は発案され、温められていたのでした
普通のオーブンで焼くのではなく、エアーオーブンで――というのに心を揺さぶられるのがみかん亭の面々なのでした
みかん亭が手に入れることができるリコッタチーズは、タカナシの北海道リコッタのみ。250g入りなので、クラシルの300g使用のレシピ(横18cm×縦7cm×高さ6cmのパウンド型1台分)を250/300倍しました。また、レコルトのエアーオーブンで焼くために一部手順を追加しています。
Φ12cmの型2枚にわけて焼いてみましたが、適切な分量ではありませんでした。
リコッタチーズを200gにすれば、Φ12cmxH4cmの型に収まりそうです。
■材料()内はオリジナルレシピの分量 リコッタチーズ*1 250g(300g) 生クリーム*2 170g(200g) グラニュー糖 60g(70g) 薄力粉*3 25g(30g) 溶き卵 M2個分 レモン果汁 大さじ1
ボウルにリコッタチーズ*1をあけて、ゴムヘラでなめらかになるまで混ぜる。
溶き卵を1/3量加え、ゴムヘラで混ぜる。都合3回くりかえし、溶き卵の全量を混ぜ込む。
グラニュー糖を加え、ホイッパーでよく混ぜる。
レモン果汁を入れて混ぜ合わせ、生クリーム*2を加えてホイッパーで混ぜる。
薄力粉*3をふるいにかけて入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
型に流し込んで、170℃で予熱したオーブンで30~40分焼くが、レコルトのエアーオーブンを使う都合上、12cmの型(円または角)にする必要*5があり、セリアのデコレーションカップ4号(amifa)*6――Φ120mmxH40mm(耐熱温度180℃)2枚にわけて流し込む。半分づつだとそれぞれ70%くらいになって、薄めのチーズケーキとなる。
オーブンを170℃に予熱する。アルミホイルを丸めてリングにしたもの*7を置いて内網の取手をかわして――
型を置く。
30分焼いて様子を見て、40分くらいまでを目安に焼く。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がりとする。
型のまま粗熱を取って、冷蔵庫で1時間以上冷やせばできあがり。味見と称して、スプーンでガツガツいただきます
*1 みかん亭が手に入れることができるリコッタチーズは、タカナシの北海道リコッタの250g入りだけです
*2 タカナシの北海道リコッタを使うので、迷わずタカナシの北海道純生クリーム35(チーズケーキなので乳脂肪分35%のほう)にしました。これで、北海道リコッタチーズケーキを名のれます
*3 北海道リコッタチーズケーキを名のる都合上、北海道薄力粉ドルチェを奮発しました。Pickしておきますが、みかん亭付近のスーパーマーケットではこんなに高くありません
*4 もちろん、お使いのオーブンで。
*5 レコルトのエアーオーブンでは、Φ12cmか、□12cmの型が精一杯です。高さ(H)はオプションの2ウェイラックを使った場合でも6cmが最大です。
セリアのデコレーションカップ4号(Φ120mmxH40mm)、もしくは□120mmxH60mmの角デコ缶(空焼きが必要)が使えます。
または、富澤商店で扱いのあるアルミパウンド型(小)112mm×64mm(底98×49)×H38mmで240mlならば2個並びます。
*6 セリアのamifa製デコレーションカップ4号には、耐熱温度180℃の表記があります。あくまで、みかん亭のスタイルとしては、耐熱温度180℃のものを180℃で使うことはないのですが、添付レシピには180℃で焼くものが掲載されています。焼色の関係上、レシピの170℃ではなく、180℃に上げる必要もありますので、とりあえず。
*7 オプションの2ウェイラックを使用するとこんな感じ。
こちら、みかん亭では登場機会が極めて少ないのですが、台湾カステラを焼く時には便利ですので、ペタリ
とてもおいしいレシピでした。
クラシルさん に感謝を。
おいしくできたね、亭。
うん。次は1枚分の分量だね。分厚いのがいいでしょ、みかんちゃん。
あのね、亭。リコッタチーズってお高いのよ。
去年、教えてもらって作ったじゃない。牛乳とレモン果汁でリコッタ。
そうでした――
もはや、ヘソを曲げていたことも、なぜヘソを曲げたのかも、すっかり忘れていそうな亭みかんなのでした。