それがどこのお料理なのか、いまだに掴みようがないのが

 

パイナップルポークリブ。

 

それまでは、ハワイのものだと信じ込んでいたのだけれど、フィリピンからの留学生――当時は留学生として、みかんちの近くに住んでいた彼女に

 

   フィリピンでも食べるネブルー音符

 

なんて言われたアカツキには――北欧の戦神トールの持つミョルニル

 

 

後頭部をガツーン流れ星

 

されたような衝撃を受けた――というのは、たぶん脚色だけれど、ま、びっくりしたのは事実だと思うアセアセ

 

その後、

 

   スペアリブよりバックリブのほうがうまい

 

だとか、噂を聞きつける度に食べたいと思いつつ――

 

前回食べたのは2017年8月28日のことだったらしいびっくり

 

 

みかん亭流 -パイナップルポークリブ(煮込み版)-

 

■材料(2人分)
  豚スペアリブ 350g
  たまねぎ 1/2個(120g)
  小玉新じゃがいも*1 8個(150g)
A. にんにく 3カケ
A. スターアニス(八角) 4g(2粒)
B. トマトペースト 大さじ1
B. カイエンペッパー 小さじ1/2
B. 砂糖 小さじ2*2
  水(こんぶだし汁) 400ml
  パイナップル缶*3 1缶(139g)
C. ナンプラー 大さじ1
C. レーズン 10g
  パクチー 1株(25g)
  ピュアオリーブオイル 大さじ1.5

1 たまねぎは1cm幅のくし切りに、小玉新じゃがいも*1はたわしでゴシゴシ洗う。にんにくは潰し、パイナップル*3の半量(2枚)は四つに割る。パクチーの葉は摘み、茎は鍋に入る長さに切ってタコ糸で縛る。

2 豚スペアリブは塩(分量外)と胡椒(分量外)を振る。鍋に油を熱し、豚スペアリブを一面あたり3分を目安*4に焼いて取り出す。

 

 

3 鍋にAを入れる。

 

 

香りが立ったら、たまねぎを入れてサッと炒め、小玉新じゃがいも*1を加えて油を回す。

 

 

4 Bを加えて1分ほど炒め合わせたら水(こんぶだし汁)を入れて沸騰させる。沸騰したらCとパクチーの茎、四つに割ったパイナップル*3を加え、豚スペアリブを戻し入れる。

 

 

再沸騰させ、アクを取ったら蓋をして弱火にし、20分煮る。

 

 

5 蓋を取って火をやや強め、弱めの中火にして20分煮る。パイナップル*3の残りを入れて――

 

 

15~20分かけて、混ぜながら煮詰める。

 

 

パクチーの葉を加えてサッと混ぜ合わせるか、器に盛ってから散らせばできあがり。

 

 

 

*1 または、じゃがいもをひと口大に切る。新じゃがいもならば皮は剥かない。

*2 または、パイナップル缶の缶汁を使う。

*3 Doleスウィーティオ缶。固形量139g(輪切り4枚)、内容総量227g。缶詰のパイナップルでは肉は柔らかくならないとも言われていますが、都合1時間煮込めば結構柔らかくなりますし、ポロリする骨もあります。

*4 蓋をして3分放置を繰り返す。

 

 

   缶詰のパイナップルは使わないネ。

 

と言われたことも思い出したと、当時のメモには書いてあり、パイナップルを一本買ったものの

 

ペロリといただいちゃって

 

結局、缶詰で作ったこともアセアセ

今の今、思い出したのだけれど、実は

 

パイナップル缶はみかんの大好物ラブ

 

なのかも知れなくて、スペアリブとパイナップル缶を合わせてお持ち帰りしたことは何度もあるけれども、亭みかんがスペアリブを手にする頃には

 

パイナップル缶は汁ごと空

 

になっているのがそうした理由ではないかと――

 

 

 

食欲の魔女・姫神みかん――大好物なのはパイナップル缶ではなくて、パイナップル缶のなかのパイナップルと缶汁なので誤解されぬよう、切にお願いしたい。仮に空のパイナップル缶をペロペロすることがあったとしても、缶までは――