しぐれ煮。

 

江戸時代以降の料理で、確か、三重県桑名産のはまぐりをしょうゆとしょうがで煮たものが、出発点だったと聞いた覚えがあります。当初は、しぐれはまぐりと言ったとか、はたまた言わなかったとかアセアセ

当時、はまぐりは時雨の時期にしか食べられなかったからだとか、時雨のように様々な味が――とされるのが一般的のようですが、果たして

 

はまぐりは時雨の時期の食べものか

 

みかん的には疑問が残りますし、

 

はまぐりとしょうゆとしょうがが様々な味を生み出すか

 

こちらを支持する気もありませんてへぺろ

正確なところは、いずれ歴史学者が――歴史学者がここまで調べるかは別にして、明らかにしてくれるのを、とりあえずは待つことにしましょう。

 

ま、みかんならば安直に、

 

うまし煮

 

とかしちゃいそうなのを、いかなる理由があったとしても時雨煮としたセンスには、羨望の眼差しを向け、喝采を浴びせかけたい気分ですグラサン

 

 

みかん亭流 -牛肉とごぼうのしぐれ煮-

 

水気がなくなるまで煮詰めたこってり味。

■材料(3~4人分)
  牛バラ切り落とし*1 500g
  ささがきごぼう 110g*2
A. 清酒 大さじ3
A. 本みりん 大さじ3
A. しょうゆ 大さじ4
A. 砂糖 大さじ2
  200ml
  おろししょうが*3 大さじ1/2
  太白胡麻油*4 小さじ2

1 牛肉は熱湯を回しかけて霜降りにし、ぬるま湯でサッと洗う。冷水にはとらない

 

 

2 フライパンに油を中火で熱し、ささがきごぼうとしょうが*3を透きとおるまで炒める。

 

 

3 水を加えて沸騰させたらAを加えてひと煮立ちさせて、アクをひく。

 

 

4 牛肉を開いて入れて必要ならばアク*5を取り――

 

 

煮汁が1/3か――

 

あっさり味――水気を1/3量で留めたもの。

 

なくなるまで――

 

こってり味――水気がなくなるまで煮詰めたもの。

 

お好みで煮詰めればできあがり。およそ、15~20分。

 

あっさり味を丼に。

 

 

*1 少し厚めの牛バラスライス肉。今回は広告の品のアンガス牛のバラ切り落とし。

*2 一袋110gだったので。

*3 または1カケを千切り。

*4 くせのない油。ひまわり油、米油など。

*5 工程1を行えば、ほとんど出ないはず。

 

 

サッとできるから時雨煮。

 

この説を支持するのならば、酒、みりん、しょうゆ、砂糖(と水)を煮立たせ、

 

トロっとしてから具材を加えてサッと

 

煮なければならないような気もします。

この方法の牛肉の時雨煮には、バラ肉の薄切りを使うことをおすすめ――してました。もちろん、ウチの亭みかんがですけど。

レタスクラブに笠原将弘さんが寄稿したレシピ が、それになります。

 

 

 

 

過去の――いわゆる黒歴史と呼びたい気分がふつふつとすることもある過去記事 とは配合を変えていますてへぺろ