はりはり鍋発祥のお店とされる千日前の鯨料理の老舗『徳屋』は、もはやない
もはやないが、お店の内部はGOOGLE MAPで見ることが できる
本家本元のはりはり鍋を味わうことができないのは、至極残念に思う。
前出の産経新聞の記事の写真を見ると、具材は、鯨肉(尾の身)と水菜と豆腐と椎茸の様子。本文によれば、スープは甘辛い味つけではなく、お酒のアテになるよう薄味の特製スープなのだそう。
仮に、みかんや亭みかんが麒麟の舌を持っていたとしても、味わったことのない味を再現することなどできやしない。ま、実際には味わった味ですら怪しいときがあったりすることは、
きっとないと思いたい
いずれにせよ、みかん亭あたりで手に入れられる鯨肉といえば、ベーコンか赤肉の大和煮缶くらいのものなので、再現しようと思ったところで、実現できはしない。
となれば、みかん亭のはりはり鍋がこんなふうになっちゃったとしても
いいじゃないか
■材料(1人分:15.5cmタジン鍋)*1 鯨大和煮缶*2 1缶(160g) 水菜 100g 水 25ml
水菜は長さ5cmに切る。鯨缶は肉を取り出し、汁に水を加えて混ぜておく。汁の味が薄ければ、しょうゆを少量(分量外)足す。
タジン鍋に水菜を入れ、汁を回し入れて――
蓋をし、500Wで1分50秒~2分(蓋がカタカタし始めるまで)チンする。
タジン鍋を取り出し、鯨肉を並べ入れて――
蓋をし、再び500Wで1分10秒~20秒チンすればできあがり。
お好みで、七味唐辛子(分量外)や粉山椒(分量外)をふっていただきます
*1 容量200mlほどで、電子レンジ対応のもの。
*2 ヒゲ鯨赤肉味付。固形量は110gで、内容総量は160g。原材料はヒゲ鯨赤肉、しょうゆ、砂糖、でん粉、しょうが、食塩とのこと。
鯨缶。
結構お高めなので、滅多に買うことはなく、いつもは、豚肉や業務スーパーの合鴨ロースを使います。清酒 大さじ1、本みりん 大さじ1、しょうゆ 大さじ1.5、だし汁(豚肉の場合には昆布だし、合鴨の場合には水) 150mlほどでサッと煮ていただきます。
鯨肉の代用と言えば代用なんですけど、これはこれでうまし
そうそう。
水菜と油揚げだと、やっぱり
キツネ鍋
と言うそうです