ぶっちゃけ、みかんは酢豚派――パイナップルはどちらでもよい酢豚派ですが、
みかん亭のメニューには酢豚はありません
でした
というか、揚げ物自体をみかん亭で調理することはほとんどありません。
亭みかんは目一杯、田中要次さんを気取って
あるよ。
と言って揚げ始めるのでしょうけど、十中九点七はみかんが阻止します。
あとかたづけ担当のみかんにしてみれば、油はねガートをしても飛び散るヤツラに侵された所狭しと吊るされたターナーだとか、トングだとか、計量スプーンを全部洗うのがめんどくさいときも確かにありますが、むしろ、
それらをまず全部洗ってからでないと食べる気になれない
ことのほうが問題
油がはねまくったキッチンを見ないことにして食事をする気にはなれません
ま、これは性分というヤツなので、どうにもこうにも
そんなんなので、結局は
スーパーマーケットの素敵シールをペタリされたから揚げで酢鶏
の率のほうが遥かに高くなるのです。
しかしながら、みかん亭には、エアーオーブン という新兵器が配属されています。鶏のから揚げができるのならば、豚さんだって揚げられるハズ。
付属のレシピブックにも、酢鶏が載っていますので、まずはレシピどおりに――
何回か作ってみましたが、結果、野菜をエアーオーブン で揚げる必要はないという結論に
甘酢あんをフライパンで熱して絡める手順がある以上、炒めてしまっても同じです。実はみかん亭でエアーオーブン で野菜を揚げると、クタッとなるし、隅っこが焦げる率高し(みかん亭諜報部調べ)
こうして、酢豚への門は開けられたのでした
あ、今日は酢鶏ね
■材料(1~2人分) A. 鶏ふりそで(肩小肉)*1 160g A. 塩 少々 A. 胡椒 少々 A. コーンスターチ(片栗粉)*2 大さじ1 たまねぎ 1/4個(50g) ピーマン 1個(30g) パプリカ*3 20~30g 油 小さじ2 B. 米酢 大さじ1.5 B. トマトケチャップ 大さじ1.5 B. しょうゆ 大さじ1 B. 塩 ひとつまみ B. 水 大さじ3 B. コーンスターチ(片栗粉)*2 大さじ1/2
鶏肉は食べやすい大きさに切って、塩・胡椒してコーンスターチをまぶして、オイルスプレーで油(分量外)を吹きつけるか、油をくぐらせる。
200℃に予熱したエアーオーブンに、鶏肉を並べて10分焼く。または、油で揚げる。または、スーパーマーケットでから揚げを購入する。
たまねぎ、ピーマン、パプリカは2cm角に切る。Bはよく溶いておく。
油を熱したフライパンを弱めの中火にし、たまねぎ、ピーマン、パプリカ入れて炒める。たまねぎが透きとおってきたら取り出し、油を拭き取る。
フライパンによく溶いたBを入れて弱火にかける。とろっとしてきたら、揚げた鶏肉と炒めた野菜を入れて――
絡めればできあがり。
*1 むね肉でも、もも肉でも。
*2 最近のみかん亭には片栗粉はありません 透明度が必要なとろみをつける場合以外では、コーンスターチで問題ありません。
*3 最近は小ぶり(ピーマンサイズ)のフルーツパプリカを使うことが多くなっています。
みかん亭では代々、甘酢あんにトマトケチャップを加えていますが、友人が作る、
一対一の酢としょうゆ、2倍の水に1.5倍ほどの砂糖、ひとつまみの塩に水溶き片栗粉でとろみをつける甘酢あん
にも興味津々。
ま、いつか試してみるねといいつつ、ほぼほぼ無意識にトマトケチャップをぷしゅっとしてしまうので、いまだ試していません
これは性分ではなく、たぶん習性。
こちらも如何ともし難いものです
さて、酢豚、酢豚っ
豚ブロック肉の次の安売りが待ち遠しくてたまりません。