戦後まもなく、甲府のお蕎麦屋さんで生まれたとされる
鳥もつ煮
2010年の第5回ご当地グルメでまちおこしの祭典! B-1グランプリin厚木 で、甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊 さんによって、ゴールドグランプリを受賞。一躍
全国区
の食べ物となったはず。
みかん星出身のみかん、幼少のころはその甲府で生活していたので、鳥もつ煮はよく食べた。鳥もつ煮は、ほうとうとともに、いわば、
ソウルフード
と呼べるものかも知れない。
その後、県内を転々とすることになったけれど、どちらの家庭でも、主に大人たちのお酒の肴として食卓にならんでいたように覚えている。
大抵のお酒の肴が白飯に合う
ように、鳥もつ煮も
ごはんのおとも
として、こどもたちもよく食べていた――はず
ま、
トマトスライスに砂糖
をかけて食べる一族の話だから、
真に受けると危険
かも知れないのだけれど
■材料 鳥もつ*1 250g テンヨ 甲府鳥もつ煮のタレ*2 60ml
鍋に鳥もつとタレを入れ、強めの中火で焦がさないように気をつけながら、照りがでるまで煮からめればできあがり。
鳥もつ煮
温め直しは湯煎で。
*1 砂肝、レバー、ハツ、キンカンのみ。玉ひもが含まれる場合には下処理が必要となります。
*2 鳥もつ 180gに対して45mlと表示されています。通常は、しょうゆ 50mlと砂糖 50gでつくります。
ビミサンで山梨県を征服したテンヨ食品 から、鳥もつ煮のタレが出ていて、ドラッグストアでも取り扱いがあったものの、現時点ではテンヨ食品の専用調味料 にはラインナップされて
いない
みかん亭でも今回初めて市販品のタレを使ったけれど、
鳥もつ 200gに対してしょうゆ 50mlと砂糖 50g
で煮たものとの差は感じられなかった
テンヨの鳥もつ煮のタレの原材料は、しょうゆ、砂糖、
米発酵調味料
のみっつで、この米発酵調味料はみりんのことだと思う。
照りがよく出るように――だろう
ま、
トマトスライスに砂糖
をかけて食べる一族の話だから、
真に受けると危険
と添えておくことにしようと思う
大和煮の一種なんだろうけれど、つくづく、最初にそうしようと考えたかたには尊敬の念を感じ得ません
多くのアレンジレシピから時を超えるものが出てくるのだろうと思うとワクワクすると亭みかんは言っているけれど、はたしてみかん亭からそういったものが出るのか――ま、そんな夢をみるのも悪くはなさそうです