これは、みかんと亭みかんの格闘の記録である
さて。
匂いで好みが別れるのは当然のこと。
納豆を食べなければ一日が始まらないと思うほど大好きだったり、逆にパックに入って匂いなど漏れてはいないのに売り場に近づくことすら敬遠するほど大嫌いだったり。
どちらもみかんの友人ですが、このふたり、普段は大の仲良しなのですが、旅行やお泊まり会では日に一度は大喧嘩をします。ご想像のとおり朝食のとき。
納豆がなければないで、
納豆がない朝食など朝食ではない
だし、納豆が出れば出たで、
納豆なんてた
なんてよく
わね
となる。必ずどちらかが怒り出して言い合いになってしまう
ま、みかんも納豆は食べないので、納豆嫌いの友人の肩をもちたいのはヤマヤマなものの、
ふたりが大嫌いなチーズが大好き
なので静観することにしています
だいたい、この口論。食卓が片づけば自然に終結するのも、よくわかっているし
そして何事もなく、ウィンドウショッピングへと出かけるのが常
納豆嫌いの友人に理由を訊ねると、
匂いが嫌い
だそう。そしてふたりに何故チーズが嫌いかと訊ねると、声を合わせてこう答える。
匂いが嫌い
だと
納豆にしたってチーズにしたって、強烈な匂いのものばかりではないというのに、たぶんこれまでの体験がそうさせているのだろうと思う。
で、このふたり。みかんは食べることができない
”くさや”はバクバク食べる
そして、みかんは学ぶ。
匂いで好みが別れるのは当然のこと
だと
で。
ラム肉もその、”匂いで好き嫌いが別れる”もののひとつの様子。
ま、ラム肉の場合、みかんは基本的には好きだけれど、
体調によっては食べれなくなったりする
となれば、
人間だけが持つ料理の力でおいしくいただこうか
ラム肉は厄介者などではないのだけれど
ラム肩焼肉用厚切り肉 200g
塩 ごく少量
胡椒 少々
A. オリーブオイル 大さじ3
A. ローズマリー(ドライ) 小さじ1
A. タイム(ドライ) 小さじ1/2
A. セージ(ドライ) 小さじ1/2
A. ガーリック(パウダー) 小さじ1/2
白菜 2~3枚
プチトマト 4個
紫たまねぎ 1/2個
うどん 1玉
B. トマトミックスジュース 1缶 (190g)
B. コンソメキューブ 2個
B. ローリエ 1枚
B. 粗挽き唐辛子ペースト 小さじ1/2
ラム肉は塩、胡椒してから A でマリネする。塩は浸透圧を生じさせないほどの、ごく少量。みかんは、ラップをかけて 2時間ほどは冷蔵庫で寝かせますが、ラム肉の場合は 5分ほどの”短時間にすべし”と聞いたこともあります。
白菜は 3cmほどのざく切りにして、白い部分と緑の部分を分けておく。プチトマトはヘタを取って四つに割る。たまねぎは薄切りにして水に放ってほぐしてから、ザルにとって水気をきる。
深めのフライパンで①を焼く。焼き色がついたら B を加えて 20分ほど弱火で煮る。
うどんは、白菜の白い部分と一緒に茹でてザルに取る。
に
と白菜の緑の部分を加えて大きく混ぜ、ひと煮立ちさせればできあがり。
うどんになったのはいつもの思いつき
たまねぎの薄切りをトッピングしたのも思いつき
思いつきだとしても侮るなかれ。
脳内のネットワークを瞬時に検索して出てくる答えでもあるのだから
いや、もちろん。
大外しすることだってあるさ
だって、
そりゃ、人間だもの
えっと。
うどんにしたり、たまねぎを添えたり、白菜を入れたのは初めてだけど、”ラム肉のトマト煮”自体はみかん亭のみっつのレシピ、No.164 と No.421 と No.1109 のうちの、No.421 によるもの
ローズマリーはフレッシュを枝のまま使え
という赤字のメモは無視しましたけど、これ、重要だったかも知れません