さて。
みなさまはクラーケンをご存知だろうか。
帆船を海に引きずり込もうとしているアレや、青の祓魔師の 1期 11話でクロが勇敢に格闘したアレである。
クラーケン
その多くが巨大なタコやイカのような頭足類の姿で描かれる、北欧伝承の海の怪物。
中世から近世にかけて、ノルウェー近海やアイスランド沖に出現したとされている。19世紀のアフリカ南部はアンゴラ沖に現れた海の怪物もクラーケンでなかったかと言われている。
この度みかん亭では伝説の生物を入手し、調理することになった 本日の一部はそのドキュメンタリーである。
伝説のクラーケン。亭みかんの手にかかるとこんなふうになる
まぁ、なんというか、おどろおどろしくて、某所では決して”おいしそう”なんてボタンを押す気にならないシロモノである
タコっしょ?
いやいや。
以下は某所から秘密裏に入手したクラーケンの映像である。
こんなシルエットや、
こんなシルエットだと伝えられている。
イカっしょ?タコっしょ?
まだお疑いか?
世にはこんな画像も残されているというのに。
ほら、よく見比べていただきたい。
おどろおどろしさはマンマではないだろうか。
まだお疑いだろうか。
ならば、ほれっ。
ほれっ。
ほれっ。
スーパーマーケットのラベルにも、カルディで購入したソースのパッケージにもしっかり、
くらーけん
の文字が
踊っている
のが見て取れるはずだ。
このクラーケンの脚、
たぶんメスだが、これを 3時間もコトコト煮込むと、
カニの脚ほどの食感になり、極めて美味である。
(ぼっち飯 2回分)
蒸しくらーけんたこの脚 2脚
カルディ くらーけんいか墨ソース 1~2人前(お好みで)
はまぐり 200g
たまねぎ 1/2個
長ねぎ 1/2本
中玉トマト 1個
ぶなしめじ 50g
カゴメトマトペースト 1袋
アンチョビペースト 小さじ1
水 400ml
にんにく 1カケ
しょうが 1カケ
オリーブオイル 大さじ1
生米 0.5合
蒸しくらーけんたこの脚は生米ひとつまみ(分量外)とともに 3時間弱火で下茹でしておく。
はまぐりは塩水で砂抜きをして、よく洗っておく。
たまねぎは薄切り、長ねぎは縦半分にしてから 5mm の斜め切り、トマトは皮を剥いて 1cm 角、にんにく、しょうがはみじん切りにする。ぶなしめじは石づきをとってばらしておく。
鍋にオリーブオイル、にんにく、しょうがを入れて弱火にかける。匂いがたてばたまねぎ、長ねぎを加えて炒め合わせ、トマトを入れてサッと合わせる。
トマトペースト、アンチョビペーストを加えて全体に絡むように炒める。はまぐり、水を加えて強火にする。
沸騰したらアクをひき、カルディ くらーけんいか墨ソースを入れ、底から大きくかき混ぜる。再び沸騰したらぶなしめじ、生米、下茹でしたくらーけんたこを加えて火を弱め、弱火~弱中火で 15分ほど煮る。米が好みの固さになればできあがり。
世の中には”嘘も方便 ”という言葉がある。
どうやら、
衆生を真の教えに導く為に用いる手段
だそうだ。となれば、ここで真の教えを説いておかないと、みかんは単なる嘘つきになってしまう
ならば、みかんの教えはこうだ。
食事は楽しむべし
みかん、北海のクラーケンも、ネス湖のネッシーも、屈斜路湖のクッシーも、ムーミン谷のニョロニョロも、いて欲しいと思っている。
もちろん、サンタクロースは実在する。残念ながら今年もみかんのところにはやってこないだろうけど、あなたのもとにはやってくるはずである。
でも。
アンデットにはいて欲しくないと思う