レンズ豆だとかひよこ豆、レンティルだとかガルバンソと言い直したほうがツウっぽいお豆さんたち。
ひよこ豆はフムスブーム以降、みかんち周辺のどのスーパーマーケットでも扱うようになったのに、レンズ豆のほうはほとんどのお店で扱いがないし、売り切れてもなかなか補充されない
たぶん、みかんが先に名前を覚えたのは”レンズ豆”のほう。映画によく出てきたような気がする。
映画といえば、古めのアメリカ映画にはよく”オートミール”が登場したような。
子供がまずそうに食べて
いたように記憶しているので、いまだに食べようとは思わないもののひとつ
グラノーラに加工されてしまえばパクパク食べちゃうけれども
ま、あれはお豆さんではないか。
みかん。中東のお料理については多くを知らない。というよりも、ほとんど知らない
田舎では中東のお料理を食べる機会などないのだ。和食よりもイタリア料理屋さんのほうが多いし、中華料理屋さんならその何倍もありそうな気配
イロケづいたみかんが連れて行かれたのはまず、イタメシ屋さんだったし、自腹ならまず間違いなく焼肉屋さんかとんかつ屋さんだったしぃ
フランス料理屋さんやメキシコ料理屋さん、スペイン料理屋さんといった地域限定のお店や、洋食屋さんといったザックリした区分のお店はあったけれど、中東のお料理を食べるところなどなかったし、いまもない
ちゃんとした味も知らなければ、食材もなかなか手に入らないとなれば、食欲魔神みかんとて作りようもない。
レンズ豆を油で泳がせたクミンシードとアジョワンシード、みじん切りしたたまねぎとにんにくで炒めて、水を加えて煮て塩で味を調えるスープ
と、トマト缶で煮込むスープくらいしかたぶん作れない。ま、レシピノートに未整理のままペタリと貼り付けてある付箋を解読すれば、もう少し増えるかも知れない程度だ。
にもかかわらず、みかんちには、
レンズ豆がある
ま、十中八九はトマト缶で煮る、どこかのスープのアレンジになる
で、今日は確かモロッコのハリラスープ③の、牛肉を鱈とあさりに、ひよこ豆をレンズ豆に変えた、いわば無国籍料理
ひよこ豆は水煮缶も乾物もあるのだけれど、何故かレンズ豆になってしまうのがみかん亭というもの
その他の具材にしたって、冷蔵庫のなか次第。
何かを作ろうと思って食材を仕入れることは稀
なのがみかん亭なのだ
そして、レンズ豆のスープではなく、レンズ豆とお米のスープになったのは、別に、
世界的にはお米はお豆さんと似たような扱い
だからではない。今回に限っては、
炊き忘れただけ
だったりする
(ぼっち飯 2回分)
レンズ豆 1/4カップ
生米 1/4カップ
たまねぎ 1/2個
にんじん 5cm
ズッキーニ 5cm
いんげん 4本
黄パプリカ 1/4個
赤パプリカ 1/4個
プチトマト 5個
セロリ 1/4本
にんにく 1カケ
あさり 100g
鱈 1切れ
イタリアンパセリ(ホール) 小さじ1/4
アンチョビペースト 小さじ1/2
トマトペースト 大さじ1
A. トマト缶 1/2缶
A. 水 600ml
A. おろししょうが 小さじ1/2
A. シナモンパウダー 小さじ1/4
A. 顆粒ブイヨン 4g (1袋)
A. 塩 小さじ1/8
A. 胡椒 しっかりめ
白ワイン 大さじ1
レモン果汁 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
※牛乳 全量に対し 120ml(オプション)
あさりは塩水で砂抜きをする。鱈は熱湯でサッとしゃぶしゃぶしてから水を切る。
レンズ豆と生米は研いで水気を切る。
にんにくとたまねぎの半量はみじん切りに、プチトマトは四つに割り、いんげんは斜め切り、その他の野菜は 1cm角に切る。
鍋にオリーブオイル、みじん切りしたにんにくとたまねぎを入れ中火にかける。匂いがたてばイタリアンパセリ、アンチョビペースト、トマトペーストを加え炒め合わせる。
よく洗ったあさりを加え、白ワインをふって蓋をし、あさりの口が開くまで蒸す。
たまねぎ、にんじん、ズッキーニ、いんげん、パプリカを加えてサッと炒め合わせる。
A を加えて強火にし、沸騰したら鱈、レンズ豆、生米を加える。再び沸騰したら弱めの中火にして 20分煮る。3分程前にプチトマトを加える。
火からおろして、レモン果汁を回し入れてサッと混ぜればできあがり。
みかんは仕上げに牛乳を加えたほうが好きです
2食目なので、鱈が残っていません
いくらみかんとて、冷蔵庫にあれば何でも入れるわけではありません
もちろん、ヤバそうな気がバリでしても入れてしまう
冒険家
であることも否定はしません
さて、次回のレンズ豆のお料理、
けの汁
は、はたして日の目を見ることができるのか。ちょっとワクワクしてたりします