育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ
やはりみかんもセロリはキライだった。これは子供の頃のお話。だいたいの子供はセロリがきらいだろう。子供の頃、セロリが好きだと言う友人はたったのひとりもいなかった。
ドラマではセロリに残食王の異名を与えていたくらいだから、
子供はセロリが嫌い
というのは、みかん周辺だけではなく、日本全国でのことだろう。で、みかんがセロリが食べられるようになったり、果てにはおいしいとすら思うようになったのは、ドラマのように
おいしいセロリ料理を食べた
ことがきっかけではなく、いつの間にかセロリを食べることに抵抗がなくなって、食べているうちに
おいしいセロリ料理に出会った
からだと思う。そして、セロリが入っているか否かで「おいしさ」に違いがあることに気づいて、
なくてはならないもの
にまで格上げされることになる。セロリの味が邪魔になることだってあるので、残念ながらみかん的には
必要不可欠なものではない
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「なくてはならないものだけれど、必要不可欠ではない」から、みかんちにセロリがあるのは稀なことで、買うのはたいてい安売りのとき 決め買いをするのは唯一、カレーを作るときだけだったりする。
逆に言えば、
安売りをしていればセロリは必ず買う
もののひとつで、セロリを買ったら必ず仕込むものが「野菜ブイヨン」。
さて、ここに至って、ようやく前振り終了のはこびとなる
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お鍋に粗みじん切りにした「にんじん」と「たまねぎ」と「セロリ」と水とローリエ 1枚を放り込んで 30分ほど火にかけておくだけで、
透明なお水が「黄金色」に変わる。最初に作ったときには、
オーマイガー (Oh my God!)
と思わず言ってしまうほど驚いたものの、最近では、
ビューテホー (Beautiful!)
と、いささか倦怠期
この「野菜ブイヨン」、冷蔵庫で保存しようなどと考えてはならない。
お水代わりに料理に惜しげもなく使うべきもの
だとみかんは思っているけれど、
洗い物に使ってはならない
が、
煮物にはガンガン使いたい
もの。
(500~700ml分)
にんじん 1本以上
たまねぎ 1個以上
セロリ 1本以上
ローリエ 2枚
おいしい水 800~1,000ml
にんじん、たまねぎ、セロリをよく洗って粗みじん切りにして、鍋に入れる。にんじんは皮がついたまま切る。
セロリの葉はざく切りにして加え、にんじんやたまねぎの、普段は捨ててしまうような部分も加える。
たまねぎの皮も加える。
ローリエに手で切れ目を何箇所か入れて加える。パセリの茎など、冷凍庫に眠っている野菜も加える。お好みで、にんにく、生姜、長ネギの青い部分なども加える。特に生姜は皮ごと加える。水を加えて、強火で水から煮る。
沸騰したらアクをひいて、中火にする。
最低 30分は煮る。
冷蔵庫にお酒お神酒を取りにいったついでに、おいしくなぁれと祈りながらアクをひく。
30分たったら火を止める。
ザルで濾したらできあがり。ご飯を炊くのに使うのならば、コーヒーフィルターを使って濾すことをおすすめします。
にんじん、たまねぎ、セロリはマスト。その他、いわゆるクズ野菜をなんでもぶちこめはヨロシ。特に野菜の皮。大きな冷蔵庫をお使いならば、ガンガン冷凍しておきませう。
みかんちの冷蔵庫ではストックするスペースがないので、さらに深い味わいに出逢うことができません
さて、あなたはこの黄金の誘惑に勝てますか
勝てないに 10万ガバス