- 火曜サスペンス劇場 警視庁鑑識班ベストセレクションVol.1「微物採取」/西村和彦
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いまはなき、火曜サスペンス劇場の人気シリーズをDVD化したものです。12年前のシリーズ
第1作のため、みんな、若い若い。 西村さんはまだ初々しいし、角野さんもこころもち髪の毛
が多いですし、本当に今は亡き伊藤俊人さんまで登場しています。 このシリーズは、ほとんど
全部観ていたと思っていたのですが、この回は観ていなかったようです。後半に行くにつれて、レギュ
ラーも固定し、レギュラー間の阿吽の呼吸みたいなものが見られるのですが、この頃はまだ後半には
出てこないお偉方役の大和田さんや後輩の刑事が登場していますし、逆に指紋係の紅一点や伊東
四朗さんの息子さんは登場せず、お母さんや妹も別の人なのをはじめて知りました。 第1作だけに、
鑑識班の仕事ぶりの説明も丁寧に描かれていますよね。作品が後にいくにつれて、みんな慣れて、
「あ、DNA検査だ。」とか「「あ、砂の成分の照合だ。」とか、分かってくるから説明がいらなくなるので
。
いわゆる、「刑事」が主役でないドラマだと、大抵、捜査一課と主人公のいる部署(今作は鑑識
班)は対立する構図にドラマって作られると思うのですが、話半分としても、現実に、「そういうこと」
ってよくある話だと思うのですよね。だから、この話だったら、捜査一課とは別に鑑識班とかよその
部署と連動して捜査を行う係があっても、いい気がします。今作でも、青酸カリで殺された不動産
会社社長を、捜査一課はあやうく「自殺」判定するところでした。
刑事志望の主人公ですが、仕事への真摯な取り組みに角野さん演じるベテラン鑑識係も認める
ようになり、先輩が「名前を読んでもらうのに半年かかった。」のに、この事件解決後に、「中山」と
呼んでもらって嬉しそうなのが、印象的でした。
新作は無理としても、再放送くらいなんとかなりませんか?日テレさん。視聴率のとれないドラマ
や、巨人戦の中継を少なくすれば、できると思います。(巨人ファンがいうか。)