週末、西鉄電車の終点まで乗ってみた。
今まで行ったことのない福岡県・大牟田市。
私には用事があったことがなく、いったい何があるのか（観光地や名物など・・）も知らない場所。
（ごめんなさい<(_ _)>）
改めて、行く前日に少しだけ大牟田市のことをネットで調べてみる。
三池炭鉱などの世界遺産があったり、洋風カツどんや大牟田ラーメンなどが名物らしい。
世界遺産は見てみたいと思ったけど、駅からバスの本数は少なく、駅で借りられる電動自転車がおすすめらしい。それでも20分くらいはかかるとのこと、この暑さではちょっときついかな・・。
まあ、とにかく行ってみよう。目的もなく終点まで行ってみようと思い、とにかく電車に乗った。
始発の天神から乗って、終点の大牟田まで約1時間。
電車の中で窓から見える風景を見ていたら、街中の景色から緑の多いのどかな景色に変わっていく。緑の風景を見ていたら、心がおだやかになるのを感じ、やっぱり私は便利な都心より緑の多い場所の方が好きなんだなと思う。
今は、福岡の中でもかなりの街中に住んでいる。どこかに行こうと思うと、博多駅も福岡空港も近く便利がいいし、いろんなお店も多い。
便利すぎて引っ越せずにいるけど、実は約8年前に引っ越してきたときから、自分はここに住んでいるというより、旅人としてここにいる感覚が続いている。
これから先もずっとここに住んでいるだろうという気持ちがないからかもしれないし、数年暮らすと別の場所で暮らしてみたくなるからかもしれない。
いろんなことを考えている間に、大牟田に到着。
外に出るととにかく暑い！！気が向けば、レンタサイクルで世界遺産も見てみるか・・と思っていたけど、断念する。
大牟田動物園の看板がでていたので気になったけど、これも徒歩20分くらいかかりそうで断念。
ただのんびりと駅前を歩く。
食べ物屋さんがいくつかあり、せっかくここまで来たのだから何か名物でも食べてみようかな・・と思うがどうにも暑くて食欲もあまりない。
気が付いたら、「せっかくここまで来たのだから、何かしないともったいないんじゃないか・・」と思ってあせっている自分に気づく。
特別これが見たい！とか食べたい！とか強く思っているわけじゃないのに。
そして、思い切って、ただ駅前をのんびり歩くだけの旅にする。
いわゆる散歩だけ。
駅前の銅像。「夢の住む街」らしい。なんかいい。
気づいたら40分くらいうろうろしたけど、滞在時間1時間未満の近旅。
知らない場所へ行くと、どうしてもちょっと特別何かをしようとしてしまう。そうでないと来た意味がないような気がして・・。
でも、きっと意味のないことなんてない。
ただ目的もなくやってきて、何もせず帰っていく。
なにもしないと決めてしまえば、それは私にとってのんびりした息抜きの時間になった。
次回この場所にくることがあれば、さすがに世界遺産見に行きそうだけど。
深掘りするとおもしろそうな町です。