/26(土)以前、地域の炊き出しに参加して感じた「ホームレスって何?」という疑問をみんなで考えるため、講師をお招きして集いを持ちました。


講師は、柴田信也さん(日本基督教団兵庫教区被災者生活支援・長田センター主事、NPO神戸の冬を支える会副理事長)。YMCA高校や、姫路で炊き出しを行うレインボーからも参加してくださいました。以下、参加者の感想です。


何となくホームレスの人たちがどうして路上生活をすることになったか?は、聞いたことがあった。しかし、実際は働くのが面倒、職場に馴染めないなどの理由だと思い、ホームレスの人たちはただの堕落した生活をしているだけだと思っているだけでした。一方では、彼らのために炊き出しなどの支援を行なっているグループもたくさんあるという現実があるので、ホームレスの人たちには、そうなった背景やそうなってからの困難があるような気もしていました。今回の講演はY3の例会ということもありますが、そんな自分の思いを考え直したいということもあり参加しました。

今回、講師としてお話してくださった柴田さんは、実際、ホームレスの人たちのために支援活動を行なっていらっしゃいます。その活動内容やホームレスの人たちの背景や生活などを聞きました。そして、ホームレスの人たちがそのような生活をしているのは、ただ働いていないのではないことが現実のものとして知ることができました。彼らは、病気で職に就けない、高齢でのリストラ、身寄りがない、家を借りるほどの賃金がない、生活保護が下りないなどの経由があります。また、行政が与えた家に住むと、日雇いの仕事ができなくなる、プライバシーがなくなるなどで、路上生活から離れなれないという現実もあります。それらを聞き、ホームレスの人たちが、今の生活にならざるをえないことがわかりました。

炊き出しの機会を通して直接話をすることで、もっと理解が深まるように思います。Y3の活動でも行なっている炊き出しにもできるだけ参加したいと思います。

(連絡主事 小森万枝代)