世界文化遺産・国宝姫路城「油壁」(油塀)【兵庫県姫路市】 | はりま男子⭐️

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アイドルになれず、教員免許を取得するも教員にもなれず、ものづくり応援団長として、がんばる姫路のものづくりを応援。その後、もったいない本部長として、ごみ減量と資源化、食品ロス削減に取り組み、現在、姫路フィルムコミッションでロケ誘致・ロケ支援をしています。

土塀は安価に造れることから、近世城郭では最も多用された防御施設のようです。

 
世界文化遺産・国宝姫路城にも重要文化財に指定された32の土塀が残されています。
 
通例は、木造の骨組を土塀が主流でしたが、姫路城では、あらかじめ一定の大きさに作られた粘土の塊りを粘土で接着しながら積み上げ、屋根部分のみ木造で組み立てられています。
 
そして、外側は白漆喰で塗籠められ、美しく仕上げられました。
 
姫路城の「ほの門」を通過した先にあるのが油壁(油塀)。

 


 

この油壁は、山土に豆砂利を加え、餅米の研ぎ汁や粥などで練り合わせた土を仮枠の中で叩き締めて築いたものとされています。

 


工法から池田輝政築城よりも前の羽柴秀吉時代の遺構と推測されています。