指が治ってきて

調整しながら稽古してます。



稽古中に思うこと



前みたいに引けなくなって

身体の使い方がわからなくなって

筋肉が落ちて

矢が思うように飛ばない状態を



私より数稽古がうんと少ない

同期や後輩たちに

ここまで出来なくなった姿をさらすことは



すごくカッコ悪くて

情けなくて

恥ずかしくて

けっこう、悲しい。



経験値は高くても

結果だけ見ると

初心者に近い人たちに

抜かされているのだから



がんになって


開腹術で子宮と卵巣を摘出すると


人間は、こうも出来なくなってしまう。


ということを


痛烈に感じている。



もっと出来ていたのに。


もっとキレイだったのに。


良い線まで行ってたのに。



術後は、初心者に毛が生えた程度になった。



もう後輩たちに先輩ヅラをしてはならないような気がした。



そんなかっこ悪い私の姿は、見られたくなくて


そんな情けない私の姿は、さらしたくなかった。


ひっそり稽古して、元通りにしてから…なんて思っていたけど、そんな簡単なことじゃない。



先生にご指導いただかないと変な癖がついてしまうから、かっこ悪い私の姿を公開しないわけにはいかない。



それは、

とても恥ずかしくて

とても悲しい現実。



だけど、

早く元に戻したいから

かっこ悪い私をさらしてでも

稽古することにした。



こんな私の姿を見た人たちは

どう思うのだろう?



明らかな

異変なのだから。



ここまで出来なくなる

生身の人間の姿を見た時

何をどう感じるのだろうか?



そんなことを考えていたら



違うって気づいた。



今は上手く出来ないけど

下手になったわけではない。



これまでの経験が

なくなったわけではない。



違う。



こんな自分を誇らしく思って良いんだ!



それでも好きで

稽古に励んでいる自分を

誇りに思って

胸を張っていれば良い。



その姿がカッコイイのだろう。



 ❤️「ののこ」❤️