手術当日
朝、念入りに歯磨きをして
手術着に着替え
長い髪が手術に
支障のないようにまとめ
マスクして
身支度完了
病棟入口から、夜勤明けの看護師さんと母と3人で手術室に向かった。
母は、手術室前で手術が終わるまで待機
私は、夜勤看護師が手術室看護師に申し送りする際、本人確認をされる。
全ての準備が整い、手術室に入室
次の工程は、手術室看護師が、麻酔科に最終確認をする。
着々と準備が進み、麻酔の点滴が投与されてから数秒で眠りにつく。
次に気づいた時は、母が私の名前を呼ぶ声がして、無事に手術が終わったことを知った。
ホッとした。
終わったんだ。
だけどまだ眠くて
母に
「あ、お母さん!」
「うん。」
と返事して
また眠った。
あったかいベッド🛌に寝かされて、複数のスタッフに囲まれて、手術室前の廊下をゴロゴロと転がされていた。
エレベーターに乗った時は、段差で振動があるから、少し目を開けた。
半覚醒で朦朧としてたな。
ベッドから、病室のベッドに、複数のスタッフで、私の身体を移してくれた。
私が現役ナースで術後の患者さんにしていたことを、私がされている。
むか〜しは、患者さんをベッドからベッドに移す時は、スルスルと身体を滑らせて、スタッフと患者さんの身体に負担をかけないローリングボードって言ったっけ?それががなかったから、腰を痛めないように、患者さんの患部を痛めないように気をつけた。
その昔のことを思い出して、ベッドに移る時って、どんなんだろう?と振動とか、半覚醒ながらも身体は構えようとした。
構えようとしたところで、身体に力が入るわけでもなく、ただ、心構えをしただけで終わってしまった。
すごく簡単に、すごく楽に、する〜〜っと、ベッドからベッドに移してくれた。
今はこんなに楽に出来るんだ〜
すごいなぁ〜
と感心していた。
ベッドに移動が終わると、複数のスタッフが、テキパキと色々な器具を私の身体に装着し始めた。
覚えてないけど、検温もしたはず
あ〜〜
あの状態
そうだったなぁ〜
私もこういうこと、してたなぁ〜
ちょっと緊迫した感じ。
そして
少しすると
それは突然やってきた!
完全に麻酔が切れてしまったのだ!
思い出したように痛くなる。
思い出したように気持ち悪くなる。
大部屋で大絶叫した。
更には、
麻酔とは関係ないところで、看護師さんに酸素マスクの下に不織布マスク😷を重ね付け!マスク on マスクされしまい大絶叫
「クルシーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
「痛い」
「気持ち悪い」
「苦しい」
これが、術後に満床の大部屋で大絶叫した3つの言葉。
因みに、気持ち悪いというのは、麻酔の副作用の一つ。
麻酔が切れるとこうなるのでした。