予定通りエープリルフールに退院しました。



エープリルフールだけど、嘘ではありません。



手術は、思っていた以上にスムーズに終わったそうです。



大腸の癒着なし
輸血不要
ドレーン挿入不要
(ドレーン:お腹の中の血液を出す管)

子宮・卵管・卵巣・筋腫を
全てキレイに摘出出来た
とのことでした。



キズは臍下15㎝
最初は臍上からと予定していたけど
臍下で済んだそうです。



術後は、
痛くて
気持ち悪くて
苦しくて
大騒ぎしたけど
経過良好



昨日まで
微熱が残っていたけど
採血結果に異常なく
退院決定



微熱は、ドレーンを入れなかったから、血液を吸収する時、熱が出る吸収熱ではないかということでした。



その熱も退院日朝には、やっと平熱に戻りました。



土曜日退院で、ナースさんたちにご挨拶して、同室の方にもご挨拶して、病棟を後にしました。



10日ぶりの病院の外は快晴
とても気持ち良くて
太陽の光を待ち望んでいたのか
私のお身体はのびのび



10日が過ぎた外はどんなだろう?



病室から見えていたあの桜はどこだろう?



私がいた病室を見上げて
位置確認しながら
青々とした芝の公園を通りました。



ヨガのイベントかな?
100人ぐらいの人たちが
身体を伸ばしていました。



桜の木の下には
レジャーシートを広げて
お花見をしている人たちがいました。



外はすっかり春
植物も
人々がしていることも
すっかり春



その光景が
「私が生きている」ことを
実感させてくれました。



すっかり春の
2023.4.1
新年度に私は退院した。



私は、また、生きられる。
命を与えられた。
もう一度
生きていくための
命を与えられた。
生き延びた。



色んな人の手によって
私は、生かされたんだ。



だから、もう私ひとりの命じゃない。



お腹を労りながら
ゆっくりゆっくり歩いて


命あることに感謝して


ひとりででも
歩ける身体に感謝して


お腹の痛みが
落ち着いてきたことに感謝して


退院日のお天気が
良いことに感謝して


一歩…一歩…一歩…
ゆっくりと駅まで歩いて


私の生きる理由が変わった。



これまでのように
命があるから生きる
のではなくて



私ひとりの人生のために
生きるのではなくて



みんなを悲しませないために
生きるんだ。



特に、母を悲しませないために、生きようと思う。



もちろん、私自身の夢は捨てていない。



私の夢も
母の思いも
大切に考え
折り合っていこうと思う。


また生きられる。



これから、どう生きていくのか?

療養中にしっかり考えよう。


❤️「の」❤️