がんになっても母に言いにくいこと。
いや、言えないことがあった。
それは、
「わたし、がんになった。」
ということ。
母親には、言えない。
取り乱すのがわかるし
すごく悲しむことがわかるし
悲しませたくないから
だから、言いたくない。
母親には、言えない。
だけど、
わたしの病気を知った母
わたしを思う気持ちが
誰よりも深かった。
がんが再び、母とわたしをつなげた。
それが、がんの役割だとしたら、転移はない。
がん患者でもある ある先生のご意見を伺った。
わたしが転移している確率はほぼない。
リンパ節郭清もする必要ない。
わたしと全く同じ見解だった。
わたしは、リンパ節郭清はしない。
もしも、低い確率で転移が見つかったとしても
絶対に!抗がん剤治療は受けない。
放射線治療も受けない。
姿形が変わらない治療法を選ぶ。
母に意思表明した。
わたしは、転移予防よりもQOLを重視する。
もしも転移していたら、丹羽療法を受けたい。
入院中に読む本かな。