更新が、だいぶ空いてしまいました。。

その間ひたすら読んで読んで、ストックを作って参りましたので、また更新再開しますドキドキ

 

悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル

 

 

 

あらすじ

 

異様な手口で惨殺された二人の女。

カミーユ・ヴェルーヴェン警部は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が発生。カミーユは事件の恐るべき共通点を発見する…。

『その女アレックス』の著者が放つミステリ賞4冠に輝く衝撃作。あまりに悪意に満ちた犯罪計画ーーあなたも犯人の悪意から逃れられない。

 

レビュー

 

『その女アレックス』以上の衝撃作であることは間違いありません。恐るべき犯人の計画は、病的なまでに周到でした。

そして魔の手は、ついにカミーユの妻・イレーヌにも及びます。

 

読了後、物語に入る前の「主な登場人物」の時点から、既に騙されていたことを知りました。

また、犯人がなぜ、常に警察よりも先手を行くことができたのかについても、予想外な理由で、そこもまた衝撃の一つでした。

最初から最後まで、細かなところも、丁寧に罠が張られている…そんな一冊です。

 

おわり

 

こんにちは。連休最終日ですね‼︎

 

最近私は、やっとインスタを始めました(笑)

流行に乗るのが、いつも遅い…

でも、本のレビューをインスタでも始めたってだけなんですけどねあせる

(ちなみに「book_review0520」です。よろしければフォローお願いしますです。。)

 

さて、昨日読み終わった一冊はこちら下矢印

 

月の満ち欠け』(著者:佐藤正午

 

 

 

あらすじ

 

私は、月のように死んで、生まれ変わるーーー

目の前にいる、この7歳の娘が、今は亡き我が子だというのか?三人の男と一人の少女の、三十余年に及ぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれていく。

この数奇なる愛の軌跡。新たな代表作の誕生は、円熟の境に達した畢竟の書き下ろし。

さまよえる魂の物語は戦慄と落涙の衝撃のラストへ。

 

レビュー

 

大切な人を失った者は、その人の生まれ変わりであっても

再会を望むのでしょうか…

それが恋人や妻ならば、生まれ変わったとしても、また一緒に丸ことは叶わない。それでも良いから共に居たいと願うのでしょうか…

常識的に考えると、小学生ほどの子供に、「大切だった誰か」の面影を探し、懐かしみを感じて愛でるなんてことは想像できません。でも読了後、私はぼんやりと「あ、いいな…」と思いました。なぜだか羨ましく感じたのです。

きっと、自分がどちらの立場になったとしても、同じように相手を探してしまうだろうと思ったからです。

一目でもいいから、その人に会いたい。その気持ちは理屈では語ることができないような気がします。

 

おわり

 

 

こんばんは。今日は雨も降って、昨日より更に冷えますね…

なんだか既に秋を通り越して、冬のようです汗

 

今日お薦めする一冊は、中村文則の芥川賞受賞作です。

 

土の中の子供』(著者:中村文則

 

 

 

あらすじ

 

27歳のタクシードライバーを今も脅かすのは、親に捨てられ、孤児として日常的に虐待された日々の記憶。

理不尽に引き込まれる被虐体験に、生との健全な距離を見失った「私」は、自身の半生を呪い持て余しながらも、暴力に乱された精神の暗部に微かな生の確信を探る。

人間の業と希望を正面から追求し、賞賛を集めた新世代の芥川賞受賞作。

 

レビュー

 

まず初めに、またも主人公は絶望の中の絶望といった生涯を送っています。途中、微かに見える希望も呆気なく途絶える…まさに四面楚歌といった状況のまま、物語が進みます。

終盤に差し掛かるうち、「あれ、いつもであれば、そろそろ微かな希望が見えてくる頃では?このまま絶望的な終わりを迎えるのか?」と思ってしまうほどです。

 

間違った方向の自己防衛に、走ってしまった「私」はどこまでも、暗い穴の中を落ちていきます。

しかし終わりには、落ち続けたからこそ見えてくる底に、読者は、ありふれた「希望」とは違う「何か」を感じるだろうと思います。

 

“私が望んでいたのは、克服だったのではないだろうか。

自分に根づいていた恐怖を恐怖を克服するために、恐怖をつくり出してそれを乗り越えようとした、私なりの、抵抗だったのではないだろうか”

 

おわり

 

 

 

こんばんは。今日はこの秋一番の冷え込みだそうで…

皆さんは、風邪など引いていませんか?

体には十分気をつけてくださいあせる

 

一昨日は、珍しく自炊しました。

 

 

鱈のムニエルとミネストローネです。

お魚の上には、バジル&レモンソースをかけました。

 

さて本題、本のご紹介です下矢印

 

首折り男のための協奏曲』(著者:伊坂幸太郎

 

 

 

あらすじ

 

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。

殺し屋の名は、首折り男。

テレビの報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。

一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。

二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る‼︎

 

レビュー

 

本作は、短編集でありながら、少しずつ繋がっています。

私のお薦めの話は、4話目の「人間らしく」です。

本作全体を通して、何度か「神も仏もいやしない」と言う発言が出てきますが、それに対し、この話の中には、私がとても面白い考え方だと思った場面があります。

物語の終盤にある、窪田と黒澤の会話に「勧善懲悪」について語る箇所があります。

「神様はいつもこちらを見ているわけではない。

だが見ている時は、ルールを適用してくれる。

勧善懲悪の法則は、ないわけではない」のだと、窪田は言います。

 

世界中で、残酷な殺人事件が起き、たくさんの子供が餓死し、幼女が学校にも行けずに売春をする…

確かに、そう考えるとまさに“神も仏もいやしない”世の中なのかもしれません。

ですが、いつもは見ていなくても、見ている時には

しっかりと、悪人に天罰を与えてくれる…そう考えると少し救われた気がするのは、きっと私だけではないはずです。

イエス・キリストはいつも人々を見守っている、と言うキリスト教の教えとは、少し違いますが、こんな「神様の在り方」があってもいいような気がします。

 

おわり

 

こんばんは。

歯医者へ行った痛みがまだ治らない、ひめじです汗

 

最近、ネイルを変えました。

 

 

実は、いつもネイルはしています。

あまりそんなイメージ湧かないと言われますが…

 

行きつけのサロンもあるので、女性の読者さんが増えてきたら、ご紹介しようかなと。。

 

さて本題です。今日読み終わった一冊⇩

 

闇夜にさまよう女

(著者:セルジュ・ブリュソロ/訳:辻谷泰志

 

 

 

あらすじ

 

頭に銃弾を受けた若い女は、脳の一部とともに失った記憶を取り戻そうとする。「正常な」世界に戻ったとき、自分が普通の女ではなかったのではと疑う。

追跡されてる連続殺人犯なのか?それとも被害者なのか…?

 

個人を特徴づけるものは何か?

性格と個性はどの程度まで生来のものなのか?

人は変わりうるか、それとも過去から逃れられないのか?

 

レビュー

 

個人を個人と特定するものは何か。

身分証、顔、性格…などが挙げられると思います。

では、それらが変わってしまったら、自分は自分でなくなるのでしょうか。

人間の脳は、科学が発展した現在でも、未だ多くの謎が残されています。個人の生きてきた歴史である「人生」においては欠かせない「記憶」を蓄える部分です。そして同時に、パーソナリティーの形成にも深く関わっていることは言うまでもありません。

 

銃弾によって、「記憶」の大部分を失くしてしまったジェーンは、わずかに残った記憶が、自分自身の行動による記憶か、以前に見聞きした、他人の行動による記憶か判断できません。

果たして彼女は、殺し屋として多数の命を奪ってきた、無慈悲な人間であったのか、それともごく普通の女性だったのか…

ストーリーに出てくる様々な仮説は、納得できるものばかりで、最後まで予測不可能な展開です。

 

おわり