1月13日は成人の日。
我が家の三男もやっと 大人の仲間入り。
長男 次男と居て当たり前のように なんて事なく この日が来ると思っていたのは
大間違いでした。
彼(三男)が 小6の時に 離婚をしました。 冬休みに荷物も運び私と次男 三男での生活になるはずでした。
私の仕事は朝 6時半から。 学校に行くのに電話で起こし 送り出す。 仕事の終わりは5時半。 学校から帰っても 誰もいないところで待つ。 まだ 幼かったのか それが寂しかったのか 彼の様子がおかしくなっていきました。
苛々して 不機嫌。 そして 私に お父さんのところに帰ると言い 荷物をまとめて 戻ってしまいました。
話し合いをして 彼は父親のところで暮らす事になりました。
そこから 反抗期という地獄の始まりでした。
中学1年の夏休み過ぎ 彼から電話があり今から 警察署に来て。
えっ⁈ 何で⁈
友達が盗んだ自転車を乗っていたら 警官に呼び止められ 警察署に連れて行かれたと。
結局の所 話は堂々巡り。
2人とも お説教で終わりました。
それからは 学校 警察署 からの 呼び出しやら 注意の電話が 毎日のようでした。
中2の夏が終わる頃 警察から携帯に連絡がありました。 事情は こちらで詳しくお話ししますので 至急いらして下さい。
今度は何⁈
警察署に着き 少年課の廊下でしばらく待っていると 少年課の刑事さんが 状況を話してくれました。
大きなショッピングセンターに 夜中まで隠れていて ショップから 洋服 靴下 帽子などを盗んだと。
頭の中は 何も浮かばず とにかく彼に事情を聞きたかった。
彼が刑事さんに連れられて 取り調べ室から出てきて 私の目の前に立った。
刑事さんが お母さんには 事情は話したよ。
私が 本当なの? と聞いたら うん と 軽くうなづいた。 その姿を見つめることなく頭に 血が逆流するように 暑くなり 平手打ちが 2発 彼の頬と頭に 鈍く響いた。
3発目を彼 めがけ思い切り振った時 刑事さんが 彼をかばい
お母さん それ以上は 傷害になります。
と 私を止めた。
彼の頬は 手の平の後が真っ赤に残り ごめんなさいと 小さい声で呟いたまま うつむいていた。
悔しさと 情けなさで 涙が止まらなかった。 嗚咽しながら 彼を父親の家まで送って行きました。
父親に 事情を話し 一緒に住んでいるのだから 様子を見て欲しい。 いけないことは 注意して欲しい そう 伝えました。
返事は 仕事してるから 見れない。 自分の事は自分でやれ。
そして 父親が 彼に ピアスだって 上手く隠せ。 そんな事ばかりやってんなら 罰として 母親のとこに行け!
彼は お父さんに迷惑かけたくないから お母さんのとこに行く と。
ふざけるなっ!! 罰ってなに⁈ 来なくて結構! 勝手にしろっ!怒鳴って帰って来ました。
だんだんと 彼の足は学校から遠ざかる様になり 毎日の様に 学校から来ていないとの連絡が入るようになりました。
学校へ行かない理由は Yシャツが破れたから。 新しいYシャツを渡してからも 学校からの連絡はなくなりません。
何食わぬ顔で 訪ねてきた 彼のYシャツを 行きたくないなら いかなくていいっ!と怒鳴り ビリビリに破りました。
その時は 怒り 怒鳴った為か 酸欠のように目眩がして 倒れこんでしまいました。
そんな私の姿を見ても彼の生活態度は変わらず 荒れるいっぽうです。
夜中 ゲーセンで補導。 煙草を吸っていると注意。 公園で酒盛りしてると通報。
夜中の パトカーの音で目を覚まし 朝まで携帯を握り 眠れない事も 度々。
中3の 秋。
付き合っていた彼女と うまくいかなくなり 別れる 別れないで 彼は悩んでいたようで 当時 中学生に流行っていた プロフに つぶやいていた。
一緒に暮らしている次男が お母さん! これ見て! 少しおかしいよ!
渡された携帯を覗いて 読んでみると そこには 彼が 自傷行為を 実況中継の様に書いていた。
夜 一人になると 頭が変になる。 死にたい。死にたい…。
何度も 何度も 死にたいと呟き 自傷行為を繰り返す。
それを知ってから 私の気持ちもおかしくなり始め 彼が死にたいと思うのは 私が産んだから 私が悪いんだ。 だったら 私は彼を殺そう。 そして私も死のう。
今日の夜中 そうしよう。
そう思っていた 夕方 彼が訪ねてきた。
彼の左腕を バシっと叩た。 痛い!とさすった腕は 血と膿が Yシャツを汚した。
泣きながら 何で? を繰り返し聞く私に 彼は もう しない。 もう 大丈夫だから。
彼のプロフを読んだ友達が 毎日の様に訪ねて 1人にしないでいてくれたらしく そんな中で 気持ちを立て直せたと。
腕には沢山の傷を残したけれど 彼なりの苦しみの乗り越え方だったんだと 思えた。
進路を決める時期になり 彼は 家業を継たいと言った。 小学生の頃からそんな事は口にしていたが まさか 本気だとは思っていなかった。
家業を継ぐには高校を卒業して専門学校に行かなくてはならない。
高校受験という問題が襲ってきた。
彼は なんだかんだと言いながら 中2からサボりがちだが 塾に通った。
塾の先生が とても親身になり時間外でも勉強を見てくれた。
そして 高校合格。 いつも遊んでいた友達は 誰も受からなかった。 私立に進む子
サポート校を選んだ子 定時制へ進む子。
道が 別れた。 彼の顔は 浮かないまま 入学式となったら。