これが、現実です。





 
実家に行くたびごとに、このくらいの量の不用品や廃棄物を持ちかえってきます。

今回は数えてみたら、99品!

割り箸に至っては、46膳あります。
(割り箸は99の中の1カウントです)


認知症と診断されている母ですが、本人の認識では「自分はまだしっかりしてる」そう思っています。


何がどこにあるのかわからなくなってしまって、いつも探しものをしています。


でも、この頃体力もなくなって、探す元気も気力もないみたいです。


物のない時代の辛さを経験してきている年代の人にとって、物の執着は、自分と家族と周りの人と「生き抜くため」に染み付いていったことのように思います。


この写真に並んでるものの中には、賞味期限が15年も前の物もあります。


その物から読み取れることは、「いつか特別な日が来たら、その時美味しくいただこう」と、思ってとっておいたのだろうな、ということ。


その日が来なかったのか、今でもその日を待ち続けているのか、わかりません。




たくさんの空き容器も、おかずか何か作ったときに、誰かに持たせるために集めたんだと思います。


母はわりと片付けをしていた人で、あまり家の中がごちゃごちゃしていたという印象はありません。


でも、いつのまにか収納棚がたくさん設置してあったり、茶箪笥を大きな物に買い替えたりしていました。


自分が片付けの必要性を知り、片付けに関して日頃よく考えるようになったとき、そのような実家の収納が恐ろしいことになっているという確信に至りました。


母の片付けは、物をきちんと収納していることが片付けなのだという認識です。


そして、「物が生活を豊かにし、自分を幸せにしてくれる」との強い思いが心の奥底まで染み込んでいる年代の人です。


子供たちが全員独立したにもかかわらず、物が増え続けるのはそういうことだったのです。



私自身、物は活用して初めて、自分に豊かさを与えてくれることを学んだのも、ほんのこの1年。


母はせっせと物を収納して、豊かさを与えてくれる期待をもちながら、気がついたら物をどんどん忘れてしまっている。



娘である自分としては、毎回切なくて心が痛い思いをしながらトランクいっぱいになった車で帰途につきます。




🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀


新学期が始まったり、新しい生活がスタートする春がやってきました。


物ばかりでなく、書類や紙類もどんどん増えていきますね。

いつも書類を探している。
なくしてしまう。

なんとなく保管して本当に必要なものがわからない。


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