ずっとずっと綺麗なメロディだけあればいいと思った。希望とか夢とか安らぎとか愛。

歩くときはイヤホンの音量を大きくして電車の音も車の音もバイクの音も話し声とかおじさんの舌打ちなんかもきこえないように


好きな音楽をプレイヤーでながした。

この、中途半端にかわいい部屋で

白い壁を真っ黒に塗り替えたいって思った、そういう気持ちだった

周り終わったCD、きこえるのはリビングの音

そういうのも、ききたくなかった


嫌いなこと、悲しいこと、怖いこと

ノイズだらけの人生に、メロディを差し込んで、

いつかは「自分のメロディ」を入れたいと思った


黒い暗いなかに、光があって、いつもわたしを包んでくれる神様で

でもとっても不安定な神様だからきっと長くはもたないね。

覚悟も想像もできているつもりだけれど怖くて仕方が無いよ。でも、これはノイズじゃない



光が灯っているあいだに、わたしのメロディを見つけられますように。