ひめとの最期の日…///☆ | Love to live freely...♡

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たのしいことがだいすきで、気まぐれで、
ひとりがすきなさみしがり屋のひとりごとDiaryです♡xoxo!!

普通の朝だったんだー。


目覚めて、
いつもどおり、
ここなが居て、ひめが居て、パパが居て。


月曜だったからパパが休みで、
わたしは優子とね、
8時半待ち合わせて、
朝ヨガに出かけた。


ヨガスタジオの目の前は公園だから、
終わる頃に、
ひめとここなとパパがお散歩がてらにお迎えに来てくれた。


スタジオの窓から、
ちっちゃいひめとここなが散歩してるのを見て、
すごく微笑ましかった。


ほんとに、可愛くて。


それが、最後のお散歩になるなんてね。



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もうすぐ、
わたしは仕事復帰をする。
美容師免許も取れたことだし、
パパの会社でeyelashとnail salonをさせてもらうことになったのだ。


これも一からの立ち上げで、
そろそろ内装工事も始まり、
備品の買い出しとかそういうことに追われていて、
この日もこのお散歩のあとに、
出かけたんだ。


ひめに行ってきますをして、
11時前のバスに乗って用事へ向かい、
夕方5時半前に、帰宅した。


いつもなら、
ドアを開けたらひめが出てくる。


のに、
あれ?見当たらない。
探した。
ひめ?あれ?ベッドの中かな?あれ?


電気を明るくして部屋を見渡した。


そしたらね、
いつも怒られたり、
こわかったりしたら隠れる隅っこのその場所に、
ひめが倒れてた。


びっくりして、そこからは、あんまり、
はっきりは覚えていない。


ただ、急いで病院へ、向かって。


抱きかかえたときに、
本当はわかってしまった。


もう、瞬きも息をしていない。


でも、
まだまだ、まだまだ
あったかくって、
そんなことない、そんなことない、
なんでかわからない、
ひめになにがあったの?
そんな、状態で。


病院について、
先生が、
お母さん、もう、だめだ。
でも、一時間、経っていない…
そう、言いました。
 

何があったの?って。


それが、わたしにも、
わからなくって、と。


ひめはね、
本当は、7月の11歳の誕生日を迎える少し前に、
高分化型リンパ種というガンになりました。
だけれど、
比較的進行はゆっくりのもので、
リンパ種そのものが悪さをしない限り大丈夫なガンで。


抗ガン剤治療も考えたけれど、
こんな小さなひめに、
またデリケートなひめにそれをするのは嫌で、
わたしは月一の定期検診を心がけた。


血液検査で内臓の数値を見て、
先生にチェックしてもらってね。
発覚から半年、なにも問題なく来て。


だから先生もね、
その病気が原因だとは考え難い。


そう、おっしゃいました。


原因不明の、突然死…。


寒かったからですか?
あんまり、食欲なかったからですか?


他にも、思い当たることは散々聞いたと思う、あの時。


いや、それも、違うと思うな…
どれも、考え難いことで…


ただお母さん、
苦しんで逝ったようには、見えないよ。
この子、考えたんじゃないかな。
毎月の検診もお金かかるし、
いつもここちゃん連れても大変だし、
とかそんなこともね…


と、先生が言ってくれました。


つい、一週間前もここに来たばかりで、
今月の患者様ってコーナーに、
ひめとここなの写真が貼られていました。


先生や看護師さんたちも、
ひめとここなを見て、
いつも笑ってくれてました。


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そんな先生と看護師さんたちも、
泣いてくれてました。


ひめの目を閉じて、
綺麗にバスタオルに包んでくれました。 


最後に先生がここなに、
「ちゃんと覚えててあげてね…。」
そう、言ってくれました。


そのまんま、ひめを抱いて帰りました。


今日一日、
ひめとゆっくり一緒に居ようって。


ここなは、まだわからないから、
眠るようなひめを、
ねんね、ねんね、そう言って撫でてた。


今朝、ヨガ帰りの公園で普通にひめと会った優子に連絡をしたら、
子どもたちを連れて、会いに来てくれた。


物心ついた頃にはひめがいて、
この子たちもひめが大好きで、
ひめだってこの子たちが大好きだった。


子どもたちも、泣いていました。
ひめとここなの絵を描いてくれました。
…子どもって…優しいよね(笑)


その日の夜は、
家族みんなで、いつもどおり一緒に寝よう。
パパがそう言ってくれたので、
みんなで眠りました。


いつもと並ぶ順番は違ったけど、
ひめは、わたしの隣に。


昨日の夜は、
ひめのいびきがうるさすぎて、
何回も起きたんだよ。
パパも言ってたくらい(笑)


で、
もう!いびきはうるさいし、狭いな!って、
わたしが振り返ったらね、
ひめがここなとわたしの間で、
人間みたいに寝てたの(笑)
寝ぼけながらも、少し笑ったの覚えてる。


そんな昨日とは違って、
ひめは冷たい。
毛並みはふわふわなのに、
いつもみたいなあったかさがもうなかった。


ただ、やっぱり眠ってるようにしか見えなかった。


翌朝、
いとこのおばちゃんや、
優子、めぐちゃん夫妻、
ひめが来てすぐから知る地元の親友も駆けつけてくれた。 


ほとんどの人はまだ知らない。
けど、この人たちは、ひめの病気を知って、
すぐに会いに来てくれた人たちだから、
自然な感情で、
すぐに知らせなきゃ、と思って、
パパに伝えてとお願いしたんだ。


そんなみんなも、泣いてくれて、
なにより、また、会いに来てくれて。


犬ってゆっても、
わたしには、娘同様、大切な存在。
ひめが愛されていてくれて、嬉しかった。


お別れはちゃんとしたかった。
ひめの最期は、
どれだけ辛くてもちゃんと責任もって、見届ける。 


だから、
いつでも会いに行ける近くのお寺で、
ここなの生まれた病院のすぐそばのお寺で、
ひめちゃんを見送ることにしました。


よく、
ここなと一緒に乗ってたベビーカーにひめを乗せて、
みんなでお寺まで向かいました。


それからひめを、
天使のおくるみに包んであげて、
かわいくリボン結びしてあげて、
左手には数珠をつけてあげて、
ずーっと大事にしてたリラックマのぬいぐるみを、抱っこさせてあげた。


みんなが持ってきてくれたおやつもあげてね。


ひめの周りには、
トルコキキョウのお花を添えてあげました。


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ひめに似合う、薄いピンクのお花。
花言葉は、清々しい美しさ。優美。
永遠の愛。
 

ぴったりのお花で飾りました。


最後の最期まで、
たくさん撫でてあげて、
ひめにキスをしました。


担当してくれた方までもが、
涙してくれ、
どんな風に天国へ逝くか教えてくださいました。


ああ、わたしここを選んで良かったなと思えたりしました。


火葬場の扉が閉じるとき、
はじめてここなが、泣きました。
ひめが、連れて行かれると、
思ったのかな…


犬もね、
49日までそばにいるし、お盆も帰ってくるらしいよ。


それから、お骨を拾いました。
小さなひめが、もっと小さくなって、
でも、やっぱりひめのまんまで。


可愛いアップルヘッドに、
華奢な手脚。
ぷにぷにの肉球の先についた爪。
ちっちゃい顎に、
噛まれると割と痛かった牙(笑)


ひめが、お空になったんだなーって、
思った瞬間でした。


小さなカプセルに、
よく噛まれたあの牙を入れてもらった。
それだけ、おうちに供えた。


あとは、他の子たちも眠る、
お墓に入れてもらった。
気遣い屋さんのひめだけど、
お友達ができたらいいなって。


そこへは、いつでも会いに行ける。
何年経っても、ここなを連れて、
パパも一緒に、家族でひめに会いに行ける。

そんな風に、したかった。


納得もできない、
思い返すと後悔と疑問符が、
今もまだまだまだまだ出てくるばかり。


だけれども、
わたしはひめと出会った時に読んだ犬の十戒で、
23歳のときだからそこから10年。


「33歳までこの子といれたら、きっと幸せ。」



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そう思ったことを覚えてる。


そして、今、33歳。
その上、わたしはもう、一人じゃない。


パパとここなに、
ひめはわたしを託したのかな。



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ずっと一人が好きだと思っていた。


でもひめが居なくなってわかった。
わたし、ずっと一人じゃなかったんだなって。


ひめが、ずっと居てくれたんだよね。
誰よりもずーっとずっと、そばに。


わたしは、
ひめを守っている気で、
ずーっと守られていたことに気がついた。


一人が好きだとかかっこつけてたことにも、気がついた。


それ以上に、
どれだけひめに支えてもらっていたかも、
気がついた。


10年と10ヶ月。
わたしのそばにそっと居てくれたひめちゃん。
感謝してもしたりないよ。
願いが叶うなら、もう一度抱きしめたいよ。


そして聞きたい。
しあわせだったの?って。


最期まで、
ひめらしく、
迷惑かけないようにって、
ママがひとりで困らないようにって、
きっと、
パパも一緒に居たこの日を選んだんだね。


あんな隅っこで、
見せないように。


でも、今日その場所でね、
あの日に飾ったトルコキキョウの蕾が咲きました。


薄いピンクの花が、3つ咲いた。


ひめがお空になった日は、
とてもお天気がよかった。


空の綺麗な日に、
お空に迎え入れられて、よかった。


虹の橋で、また会えるね。
その日まで、ちょっとさみしいけど、
待っててね。
時間は限られてるから、必ずまた会える。


ひめのことが、
いつまでたっても大好きよ♡


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また、わたしの元へ生まれ変わって来てくれますように…☆



読んでくれた人がいたなら、
本当に、ありがとうございました☺︎