四季折々の風情と美しさを
食材に落とし込み
デザートのコースとして
組み立てた
花鳥風月
目の前で手際よく
仕上げられていく
お料理やデザートを
目で愉しみ、舌で味わいながら
存分に堪能してきました
ブラッドオレンジを
赤ワインでコンポートして
ノンアルのシャンパンで
割ったドリンク
グラスの底に沈んだ
Bitter&Sweetなオレンジが
フレッシュとは異なる
おいしさで
ぜひ商品化を望みます。
★Pre
ワンプレートで提供するつもりが
なぜか3品に変更。
奄美パッションフルーツ
器に見立てた
パッションフルーツのなかには
ミニ帆立、海老、豆苗、不知火
パッションフルーツの
トロピカルでフルーティーな
ドレッシングが
魚介とフルーツに調和した
スタートにふさわしい
さっぱり涼やかな一品でした。
走る豚のローストポーク
パートフィロにアーモンドパウダーをかけて
焼いたものをお皿のように敷き
水切りしたヨーグルトのソース
サクランボを添えています
筋肉質なのにやわらかい
ローストポークにサンドされた
花わさびの醤油漬けは初体験。
それぞれの食感のグラデーションも
楽しめました。
しっとりしたお肉は
淡泊でありつつ旨味がじんわり
フォアグラテリーヌ
ドライフィグ/ホウズキ
表面がキャラメリゼされ
カリカリした食感とあまさは
まるでクレームブリュレ
フォアグラに
マデラ酒とラズベリーからつくられた
ソースを合わせると
また違った印象になります。
カカオニブパウダーをふりかけた
出来立てホカホカのスコーンは
カリサクでおいしいのですが……
★Soup
日向夏のポタージュ
杏仁/水ナス/蕎麦の実
とぅるる~んとしたゼリーと
軽くマリネした日向夏のうえには
杏仁のクリーム
そしてホワイトチョコをあしらっています。
水ナスとプチプチしたお蕎麦の実を使い
日本料理の前菜でもあり
水菓子のようでもあり。。。
違和感なく調和させているところに
山﨑シェフのワザとセンスを感じます
★Baked
チェリーパイ
ダークチェリー/ピスタチオ/レモン
キビ砂糖とブランデーで
ソテーしたチェリー
クリームを入れて焼き上げたパイは
熱々でうっかりすると
火傷しそうになります
濃厚なピスタチオアイスと
バター薫る焼き立てパイ
ツンデレ男子のよう。
熱・冷攻撃にやられっぱなしです。
香りづけに登場した
黒い物体。
トリュフかと思ったら
黒こげのレモン🍋でした
抹茶の苦味はどこか遠くに
追いやられた
あま~くてミルキーな抹茶ラテ
ミルクの泡はあっという間に
しぼんでしまうので
バナナ/ピーナッツバター/淡路玉ねぎ
エルヴィス・プレスリーが
好んで食べていた
ピーナッツバター、バナナ、ベーコンの
ホットサンド
“エルヴィスサンド”から
ひらめいたバーガー
赤ワイン風味のバンズにサンドされた
ミニバーグとベーコン
ねっとりしたバナナ
ビーナッツバターが重く
あまあまになりそうですが
そんなことはまったくなくこれはアリです
むしろ甘じょっぱくていいかも。
サックサクに揚がった
淡路島産玉ねぎと
甘みが強いインカのめざめのフライ
ハンバーガーのお供といったら
“コレ”以外ないんじゃないかという
パーフェクトな付けあわせ
★Gran dessert
枇杷のパブロヴァ
リースリング/金柑/春キャベツ
空芯菜で色づけした
春キャベツのアイスパウダーを敷き
パブロヴァのなかには
白ワイン用品種リースリングで
つくったアイスを入れ
金柑ソース、チュイールをトッピング
熟した琵琶のみずみずしい果実
芳醇な香りのリースリングの相性がよく
暑い日や食後のデザートにもぴったりです
★Migg
牛乳プリン with キャラメルソース
ビターなキャラメルソースが
あまくてふるふるなプリンに
ジャストフィット
昭和レトロな懐かしさと
イマドキが共存する
子どもから大人まで
誰もがおいしいと思うデザート
できればテイクアウト用にしてほしい。
1823年に設立された
歴史あるドイツの紅茶メーカー
『ロンネフェルト』から
ペパーミントティーをチョイス
すっきりとした清涼感が
リフレッシュしてくれます。
厚めのクレープ
ソフトで薄焼きなワッフル
ブーケのように仕上げた
ビジュアル重視の映え映えなスイーツ
ブラックは
チョコレートクリームとラズベリー
もう一方のホワイトは
リコッタチーズのクリームと
不知火に柑橘系のハーブを。
ふんわりもちもちの生地に
異なるフレーバー
見た目だけじゃなく
とても美味なスイーツでした
ラストはマスカットのお茶で
コースの余韻に浸り。。。
いつも以上に攻めてきた山﨑シェフ
デザートコースとは名ばかりで
しっかりとしたポーション
遊び心をちょいちょい挟み
ゲストを楽しませつつ
お食事としてもデザートとしても
満足できる
大・大・大出血サービスの
内容でした
次回は万全な体制で
こころしてお伺いしたいと思います。
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