トラブル・イン・ハリウッド
WHAT JUST HAPPENED
10月1日
■コメディ
監督: バリー・レヴィンソン
ロバート・デ・ニーロ
ショーン・ペン
キャサリン・キーナー
ジョン・タートゥーロ
ロビン・ライト・ペン
マイケル・ウィンコット
スタンリー・トゥッチ
クリステン・スチュワート
ブルース・ウィリス
*2010
資金集めにトラブル処理のスキルは必須
ワガママ言いたい放題&神経症的な監督や役者を
なんとかおだてなだめてやる気にさせ
おまけにスポンサーのご機嫌取り。
これは数々のヒット作を手掛けたプロデューサー、
アート・リンソンの回想録を映画化したもの
多少、デフォルメされているとしても
根本的なところは真実(?)かと思うと
改めて“プロデューサー”という職業に同情の念が・・・。
当たれば莫大なと名声が転がり込み
コケれば四面楚歌のごとく業界からつまはじき
そんなショウ・ビジネスの裏側を
ブラックでシニカルなユーモアを交えて描いています。
映画プロデューサーのベン(ロバート・デ・ニーロ)は
自ら製作に携わったショーン・ペン主演作の試写会で
映画会社の社長ルー(キャサリン・キーナー)の
強烈なダメだしに加え大ブーイングを浴びてしまう。
カンヌ国際映画祭でのオープニング上映を2週間後に控え
監督ジェレミー(マイケル・ウィンコット)に
再編集を依頼するものの
自身の信念を貫こうとするジェレミーは
そんな要求に簡単に折れるはずもなく。。。
日々の業務は頭を抱えるようなトラブルonly。
あれでストレス性胃炎や精神障害を患わないなんて
不思議としかいいようがありません
プロデューサー家業は楽じゃない
とーぜんのことながら
私生活だってうまくいくワケもなく
円満離婚に向けていっしょにセラピーに通う
元妻(ロビン・ライト・ペン)との関係も
修復したいのにままならず。
諸々の課題・難題をクリアしてカンヌに臨むものの・・・。
(@ ̄ρ ̄@)zzzz ━─━─━─━─━─
いつも眉間にシワを寄せ電話が欠かせない
デ・ニーロを筆頭にキャストが俊逸
頼りないエージェント役のジョン・タートゥーロ
表情を変えずに演技ができる役者さんです
(なぜかいつもブリーフ)
無能な脚本家スコット(スタンリー・トゥッチ)
ベンの元妻の不倫相手っていうのが解せないけど
才能がありながら手に負えない監督ジェレミー
(マイケル・ウィンコット)
キース・リチャーズそのまんまのファッションで現れ
キレっぷりがキョーレツすぎて笑えマス
などなど・・・
チャーターに乗りそびれ(置いていかれ)
空港で取り残されるベンの姿は
『ヒート』を彷彿させ、切なさが・・。
★★★