「インビクタス/負けざる者たち」 2月5日
■ヒューマンドラマ
●監督 クリント・イーストウッド
モーガン・フリーマン
マット・デイモン
27年間の投獄生活から開放され
1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラ。
アパルトヘイトによる人種差別や激しい経済格差、食料問題、暴力・・・。
さまざまな問題を抱えた自国を救うには
南アの白人社会の象徴であるラグビーチームの建て直しを図り、
1995年に自国で開催されるラグビーWの優勝しかないと
マンデラ大統領は心に誓う。
マンデラ大統領扮するモーガン・フリーマンと
ラグビー・チームのキャプテン演じるマット・ディモン。
規模は違えど率いるものを抱え、真の勝利を目指す二人が
静かに心を通わす姿がスクリーンを通して
心に語りかけてくる、熱くて感動的な作品。
実話をベースに二人の実力派がいい演技をしている。
完全にキャスト勝ち。
モーガンはいつもながらの好演です(マンデラ役にぴったり)
寝食を惜しんで激務をこなすニューリーダーでありながら
自分の家庭はうまくいってないという深い悲しみと葛藤が垣間見えたりして。。。
それに役作りのためかムッキムキのマットもなかなか
(個人的にはボーン・シリーズが好き)
前作の「グラン・トリノ」に比べると
作品のクオリティは低いと思うけど
やさしさにあふれた映画だと感じた。
クリント・イーストウッドって監督としては本当にすばらしい
今作も丁寧な仕事ぶりが伺える(上から目線でごめんなさい)
カメラワークとか音楽の使い方とか・・・
何よりも無駄なところがないっていうのがいい!!
信念をもって努力し続ければ願いは叶うっ
そんなメッセージが込められていると思う。
★★★★