観劇がこんなに大変な事になろうとは。。。昨年同じく二月に博多座で「新版オグリ」を観た時には1ミリも思ってなかったな。。。
兎にも角にも、幕は上がりました。二月花形歌舞伎、先ずは昼の部に行ってきましたよ。
先ほども書いてますけど、入口で消毒してね、検温してね、なアナウンスの声が幸四郎さんでした。
そこから、お!?とウキウキさせてくれちゃいます
休憩時間が30分と短いですが、少しでもお弁当屋さんの売上に貢献できたら、とお弁当購入。
早目に着いたので、幕間ではなく上演前に美味しくいただきました。
11月の海老蔵公演は結局、3階で夜の部の観劇のみでしたので、久々の下界(1階)での観劇。
「正札附根元草摺」
五郎は歌昇くん、舞鶴は米吉くんの従兄弟コンビ。
歌昇くんは確か又五郎さんとの襲名以来の博多座じゃないかな?と思います。
二人が本舞台にせり上がって姿が見えた時に感動でウルウルしてしまいしばらく視界がボヤけていました。
お久しぶり、元気してました?また舞台で見られて嬉しいよぉ。。。ってこみ上げてきました
オペラグラスも手に持っていたのに結構しっかり見えたのでレンズを通すより肉眼で観たくて結局使わず終いでした💦
歌昇くんの五郎は力強くてメリハリがしっかりしてて良かったし、米吉くんの舞鶴も指先の先の先まで神経が行き届いているかのようで滑らかでしなやかでとても美しかったです。そしてまた少し痩せた気がする
ポッチャリ米子が可愛いのに。
幕間ではイヤホンガイドの放送を楽しみながら散策。
解説員の方の「松浦の太鼓」の解説が流れたり、スタッフさんから幸四郎さんにオススメ博多グルメのご紹介があったり、ちょっとしたゲーム?に挑戦されていたり。小説とかのタイトルの上と下をくっつけて新しいお芝居を考える、みたいな。
「踊るマハラジャ」だったか?と「仮名手本忠臣蔵」を合わせて「踊る忠臣蔵」(笑)「吉良を猿弥さんで、あぁ見えてかなりキレのある踊りができる(笑)」だそう。
結構しっかり聞き応えがある放送でした。日替わりだそう、オススメです。
イヤホンガイドがレンタル品で返却が必要、とのアナウンスも幸四郎さんがされています。
「ちゃんと返さないかんとよ。」だったかな?と博多弁での案内に思わず笑ってしまったお客さん達が多数いらっしゃいました
続いて「松浦の太鼓」
実はわたくし、すっかり「土屋主税」のあらすじと勘違いしていまして💦あれ?あれ?こんな場面あった?こんな人達出てた?と途中まで???でした。
別物と理解した時にはかなりの大詰めでした💦💦
それにしても久しぶりのお芝居です。11月は舞踊がメインでしたのでしっかり台詞のあるお芝居は1年ぶりです。
幸四郎さんのお芝居、やっぱり好きです。なんかね、なんていうんでしょう?ブレない?役にハマって行くけど幸四郎さんの色がちゃんと残ってる。
こちらには猿弥さんも出てます。猿弥さんの声が大好き。討ち入りを成し遂げた、と松浦邸に報告に駆けつける姿なんて機敏でカッコ良かったです。
幕が引かれるとまたもや幸四郎さんのアナウンスが流れます。こんな大変な時期に観劇に来てくれた事への感謝とまた劇場でお会いしたいとの熱いメッセージに自然と拍手がおこりました。
とても幸せな気持ちで劇場を後にできました。幸四郎さんありがとうございました
そして今回も有難い破格のリピーターチケットが出ました。今回は特典はありませんがこの状況で売店の方々に協力を仰ぐのは難しいと理解できます。
早速、このキャンペーンを利用してやっぱりバレンタインデーのチケットを購入してしまいました
このご時世ですから、絶対とか無理にとは言いません、可能な方はご覧になってみてください。若手が本当にキラキラと頑張ってます。
もちろん幸四郎さんやベテラン勢も。
温かみのある舞台、劇場となっています。
四つ葉の幸四郎も3つは見つけたのであと1つです。