今朝早くに目が覚めて…

ふと姫ちゃんとの過去のLINEを遡って読んでいました




そうかぁ…

てんかん発作起こして救急搬送されてから

もう半年近くなるんだなぁ




年末年始で病院はスタッフが少ない事もあってか…

姫ちゃんへの対応が雑で

コロナで面会禁止ということもあり

何もしてあげられ無いことが歯痒くて歯痒くて仕方なかった記憶がよみがえります





そうだなぁ


姫ちゃんが帰って来たら…

いっぱいしてあげたい事があったなぁ



それに

1人でいると…つまらなくて淋しくて

1人で食べるご飯もお菓子も味気なかったね




姫ちゃんに帰って来て欲しくて

1日も早い回復を願っていたなぁ




何だか自分の「原点」に帰った気がしました






昨日と一昨日と

姫ちゃんの膠原病と脳外科への定期受診があり

病院の日はほぼ1日がかり



空き時間に姫ちゃんの手足の爪切りをしたり

リフレクソロジー(足もみ)やったり

姫ちゃんを歩行練習に連れて行ったり…

それ以外にも食事の支度や家事があったり

寝る前の一時間体もみもあったり



1日姫ちゃんのやることに追われて終わったなぁ…



自分の体調が良くない時は

本当にキツイなぁと思うこともあります





介護は地獄だな

なんて思うこともあったり




だけどね

こうして姫ちゃんの居ない時間を振り返ってみると



姫ちゃんが居てくれる事が

姫ちゃんに何か出来る事が


彦にとっての幸せなんだと

改めて気づかせてくれます





今はもう…付き合い始めのように

姫ちゃんに好き♪好き♪

なんて気持ちはおこらないけれど



居てくれる事が「有難い」


これが心に染みる幸せが「愛」と言うものなのかな?と感じます





今の自分の感覚で言うと

巷で「愛」と言う言葉は

「恋」だったんだろうなぁ




かなり前のブログでもお話しましたが



「恋」という字は

「心」が「変わる」と書いて「恋」


相手に合わせる為に

自分の心(意識)が変わっている状態ですね





「愛」という字は

「心」を「受け入れる」と書いて「愛」になりますね



相手のあるがままを受けいれる事

それは相手の「良く」も「悪く」もひっくるめて



それを先に教えてくれたのが姫ちゃんでした





彦の情緒不安定な部分を


それも彦ちゃんの「一部」と受け入れ

彦の全てを否定せず受け入れてくれました


これがきっと本当の「愛」なんでしょうね





彦は両親に本音ぶつけたら拒絶され

(両親は彦の本音を受け入れられなかった)

両親にとって理解者になって

両親にとって良い子(両親に都合の良い)に変わったら受け入れられました



彦が過去に関わったパートナーさんたちにも

本音の彦の部分をさらけ出したら

拒絶されてサヨナラになってきましたしね



本当の意味での「愛」(受け入れること)を

姫ちゃんから学んでいなかったら



今の彦も

障害者になってしまった姫ちゃんを受け入れることは出来なかったと思います






障害者(日常生活が不自由だらけ)になった姫ちゃん

だけど…それが姫ちゃんの全てではない


彦のために都合の良い事をしてくれるから好きでもなく

彦と一緒に楽しめるから好きでもなく



姫ちゃんという「存在」が居てくれるから

ただただ有難い



それが本当の意味での受け入れること

「愛」なのかな?とね





介護をさせて頂く

なんて…

マザーテレサのような聖人にはなれないし


こんなもんやってられっか!?と

怒りもするし…投げ出したくもなるし


綺麗事ばかりじゃないです



そんな事もあり


感謝もあり



日々浮き沈み



でも…

投げ出さずいられるのは

そこに原点(愛)があるからなんだと思うんです






彦が両親に想う事

(愛を知らぬこと)


きっと同じような事を

彦の両親もまた

自分達の両親(彦の祖父母)に想った事でしょう



「愛」も「憎しみ」も親から子へ連鎖するもの



何処かで誰かが気づき

その負の連鎖を立ちきり

良い連鎖を作って欲しい



叶う事なら…


今子育てをしている

お父さん

お母さん



どうか自分の子へ


自分の「価値観」(これが正しい、間違い)を押し付ける事なく



子供のあるがままを一度受け入れてあげてください



例えそれが間違った道だとしても

一方的に否定たり

押さえつける事をせず


子供に歩みより

一緒に考えて


良い方へ導いてあげてください





あと


「失敗」を許してあげてください



彦も姫ちゃんも

しょっちゅう失敗ばかりです



どんなに頑張ってみても…

人は完璧にはなれないものだから

誰しも必ず失敗をするものです



失敗したなら…

まずその事実を受けいれる事



そして

またやり方を変えて試みてみれば良い


それがダメなら

違う方法や道を探せば良い



こうあるべき!と言う「固定観念」を手放せば

生きる道はいくらでもあるはずです



固定観念にとらわれて

失敗を責め続けてしまえば…

それは消えない恨みに育ってしまいますし


失敗を責められばかりいたら

失敗を恐れて萎縮してしまい

前に進めなくなってしまいます




失敗を受け入れて許して

後押しが出来る事



それも姫ちゃんから学んだ

受け入れる事「愛」の一つの形だと思います





こう書いてみると

彦の母親自身も話してくれていましたが

自分の母親(彦の祖母)から愛された記憶が無い

その事を実感します



愛を知らぬ者が

他者へ愛を教えるのは難しいものです



愛は自分が「感じて」初めて学び

また他者へ与える(教える)ことが出来るのかな?と彦は感じます




姫ちゃんと彦が

この命あるうちに


どれだけの人に…自分達が感じた、愛を伝える事が出来るのかな



今の自分に出来る事

これからの自分に出来る事



きっと「愛」も一つのテーマなのかな?


当たり前じゃなかったからこそ

感じて学び

その変化を伝えられる


そう思います




今日もお付き合いありがとうございました