ふと思い出した記憶があります




それが~あなたのぉ

いい  と、 こ、 ろ♪




ネットで調べてみると


1993 頃

赤井英和さん

山口智子さん


サントリーダイナミックというビールのCMで使われたフレーズだったようです




山口智子さん可愛いなぁ♪




この話をすると…姫ちゃんも

私も山口智子さん大好き♪

よくドラマで見ていたよ~とのことでした



1993年…

事は2024年なので

もう30年以上前の記憶だったんですね??




それが~あなたの

「良いところ」



人の長所を見つけて

それを言葉にして伝える(褒める)って

本当に素敵な事だと思います






ネットのニュースを検索すれば…

その大半がネガティブな内容だったり

否定批判が多いので


こう言うポジティブな表現を相手に伝える言葉って…

聞いていて何だかホッとします





振り返ってみれば…

若い頃の彦も今のネットニュースのように

人を否定や批判ばかりしていましたね




思い出すと、懐かしい…やら恥ずかしいやらです





あの頃は自分が絶対正しい?とお馬鹿な価値観があって

自分の至らない事は棚に上げて…

人の粗を探しては否定したり

自分の価値観を押し付けて



相手や、その価値観を「受け入れる」という事をほぼ全くやっていませんでしたね




それでもね

自分が他者より学生時代なら力(喧嘩が強いとか)が勝っていたり

お金を多く持っていたり…すれば

それに従ったり集まる人はいました




その頃の自分の価値観なら…



人を褒める?

はぁ??



俺より相手の方が上なんか?と

相手を褒める=自分が相手より下?みたいな

感覚があり



人を褒めるより

相手のあら探しして揚げ足とった方が

相手を落として自分が上に立てる!と


自尊心の塊のような人間でした(本当に恥ずかしい)





だけどね

そんなのは面従腹背で

表面はペコペコしていても…裏では舌を出しているものです



彦が27歳の時に利き腕を壊して

大工の仕事と空手を続けられなくなり

自分の持っている物が何にもなくなった時に

人生がひっくり返りました




今まで自分が友達と思っていた人たちは全て彦から離れ

何も無い独りぼっちになりました





そりゃ~そうだ



何も持ってないクセに

人のあら探ししては否定されるんだもの

そんな人間に誰が近づきたいでしょうか?



そこから自分には何も無いと…受け入れるまで

現実に地に足が着くまで1年半引きこもってました




金が全て!とため込んでいた貯金も株でスッテンテンになり 

いよいよ何かしなきゃまずいぞ??と危機感を覚えてから

ようやく自分と向き合いました




自分には…何も無いんだ

新しい環境や職場に行けば

今まで自分が磨いたもの築き上げたものは通用しない



年下の人に頭を下げて

教えを乞うしかないんだ…


人に頭下げるくらいなら…俺死ぬわっ

なんて意気がっていたプライド人間の殻が壊れた瞬間でした 





全く業種の違う営業の仕事やってみたり…

ペットショップのバイトやってみたり

ホームセンターで働いてみたり

温浴施設の整体の仕事してみたり




大工の仕事の時には…

仕事の出来る親方につき



どんなに親方からボロクソに言われても

その人から技術を学びさえすれば周りの人と無理に調和を保っ必要は無かったし…


自分に技術があって仕事が人より早ければ威張っていられました



ところが…他の業種では勝手が全然違い

周りの人達との「調和」が必要なのだと学びました





調和を保つには…

人を否定批判して嫌われてしまっては仕事を教えてもらえませんし

孤立してその環境の和の中にいる事は出来ません




そこで彦が始めた事は…

相手を立てる事(褒めること)




最初は慣れていないので…露骨なヨイショになっていたと思います



相手を褒めたつもり…なのに

逆に嫌な顔をされたりもしました



人の持ち物や…女性なら髪型やメイクとか

相手を知ろうと「意識」する事を始めました




過去の自分なら

人より秀でていれば…

周りの人は自分に興味をもつだろう?と

ブランド物で着飾ってみたり

筋肉ムキムキの体にしてアピールしてみたり?



自分が人を知ろうとせず


周りの人に自分を知って欲しいアピールをしていました




人を知ろうと意識を向ける事を続けてくると…



段々と人の「話を聞く」事に意識が向き

相手の外見から

相手の「価値観」へ

知る意識が変化していきました





それでもまだ最初の頃は…

相手の話を聞いていても

それは良い事だなぁ

それは悪い事だなぁ…と


彦の自分の価値観で判別をしていました





表では…相手を褒めてはいるけれど

心の中では否定をしている

表面だけの歪なものでした



油断すると…ポロっと本音(否定)が出ちゃってね

何度も冷や汗ものの失敗しましたよ






そこから…またパートナーさんが何人かかわり

姫ちゃんに廻り合い



自分が嫌いな彦もひっくるめて「受け入れ」てくれて…


彦の負の部分も

それは彦ちゃんの「一部」であって

彦ちゃんの全てではないっ!と




汚い悪い部分があるのも人間

綺麗な部分だけの人なんて…いないかも?




姫ちゃんに、それを受け入れてもらって

自分の固定観念という殻を壊してもらってから

やっと…始めて人を心から褒められるようになった気がします






今では買い物に行った時のスタッフさんの対応が素敵だったり

コロナの時にマスクをしていてもハッキリ聞こえる声で、滑舌の良いスタッフさんがいたりとか


自分が…あぁ良いな♪と感じた事を

その場で相手に伝えるようにしています



すると…驚くスタッフさんもいますが


嬉しそうにニッコリ笑ってくれる方もいたり

そこから少しお話が出てきたり



またそのお店に行った時に

顔を覚えていてくれて

素敵な笑顔で迎えてくれたり


彦にとって更に嬉しい事が増えました





それと…

以前自分が表面だけの繋がりを「友達」と思っていたお付き合いが変わり



相手の人には言えない影の部分もひっくるめての繋がり

これが本当の意味でのお友達かな?


そんな関係の人が増えてきました





人を否定批判せず

相手の良いところを探す事



それを続けているうちに…

あんなに否定して恨んでいた両親にも歩み寄る事が出来るようになり

今は両親とも距離をおきながらですが

良い関係を続けられています





彦が相手を否定しなくなっても…

相手に否定される事はありますが


それはお互い「違う」人間同士なので仕方のないことです



時にはそういう人も現れますが…



姫ちゃんのように

1人…また1人と

自分を否定せずに受け入れてくれる人が増えているように彦は感じます





こうして整理してみると…


人を褒めると自分の価値が下がるどころか

人から必要とされ

価値が上がっているのかも!?



不思議なものですね♪





人から良く見られたいと…努力していた時には

思った結果が得られなかったのに



それを手放して

人に尽くしてみたら…

良く見られるようになる



あとは…無い自分を

自分自身が受け入れられること…かな




人の良いところは見つけて褒めるのに


それが自分には厳しくて

なかなか出来ない不器用さんの彦




それが~あなたのぉ

いい と、こ、ろ♪



いつか自分にそう心から言ってあげたいものです




今日もお付き合いありがとうございました


良い1日をお過ごしください