飲食店に入って

目の前にポンっと

ビニール袋で密閉された「おしぼり」(タオル)を出され



はい

それを利き手じゃない

「片手」だけで開けて使ってください


と、言われたら…

どうしますか??




彦なら…

客なめてんの?と

激怒すると思います





例えそれが…

すみません今日はお店がスタッフ少ない日で

袋を開けるまで手が回りませんでした!



なら…仕方ないなぁ



と、なりますか?




これが今日最初の姫ちゃんからの

日赤病院の困ったお話です






姫ちゃんが緊急入院になってから8日目

毎日続々と困ったLINEが届いています




確かにね

年末年始はスタッフも少なくて

やることも多く

忙しいのだと思います




だけどね

そんな中にも

姫ちゃんの様子に「気づいて」

フォローをしてくたスタッフさんも居たこと


この「差」って何でしょうね??







今朝ふと彦の過去から思い出した事がありました



彦が30代の時に

ホー◯ックへ(大型ホームセンター)一度パート従業員で勤めた時期がありました




あまりに大きな店舗だったため

特に年配のお客様は

売り場や物の場所も解らずスタッフに訪ねる事が多く

その対応に追われる毎日



売り場からのカット商品の呼び出し



サービスカウンターからの呼び出し、と

1日ほぼ店内走り回り(本当は走ると怒られる)



「売り場スタッフ」で就職したはずなのに…

売り場の「メンテナンス」が終らず

残業だらけの毎日でした




それでも…笑顔でお客様と接する事で

お客様からも笑顔をもらえて

やりがいがあったのです





そんな…彦の心を折った上司の一言




売り場スタッフは「売り場のメンテナンス」が主の仕事(主目的)


お客の対応には時間をかけないように!



は??



お客様からの問いかけに答える時間や

一緒に考える、探す時間は?



あ、そう言うことね

「主目的」以外はやるな?と

それ以外は「無駄」ってことね?




はいはい

要は商品並べてお客様が勝手に買っていく

大きな自販機やれってことね?




それから2ヶ月後

彦はこの会社にサヨナラしました





この経験から

ふと

日赤病院とは?と考え

あることに気づきました




あ、そうかぁ

この病院の「主目的」って

急性期の「治療」が目的で

患者さんが「人」としての「尊厳」て無いんだな、と




医者が病状を把握し

薬剤や外科的処置で対応し

その指示の元で看護師が薬剤で状態を安定させる

って感じかな?



それ以外の事って「主目的」から外れた「無駄」な事だね



彦が以前勤めた

ホー◯ックみたいね♪



て、事は…

姫ちゃんへの日赤スタッフの対応は

間違ってない!



逆に姫ちゃんを気にかけ

優しく接してくれたスタッフさんは

彦のホー◯ック時代のように

何無駄な余計な事やってんのぉーっ!と

上司に叱られるタイプの人かぁ




なるほど

なるほど






それともう1つ彦の過去話を



彦は20歳の時に型枠大工の仕事に就き

そこの親方から

現場では大工と左官が「神様」だと

変な常識?を教えられました




配管設備や電気にサッシガラス屋さんなど

他の業種の方はたくさんいるのですが…



大工や左官に頭を下げないと

コンクリート壁に管や線を通す「穴」を

嫌がらせで埋められちゃうんですね




それで一昔は

ビールかジュースの一箱でも手土産に

他の業種の方が

大工や左官に挨拶に来ていたそうです




そんな親方の元で

素敵な「自尊心」を育てあげた若き彦さん


そりゃあ「勘違い」(愚)の賜物でしたね♪




大工は大工の仕事をしてりゃいい!


それ以外は「無駄」な事だっ

な~んて神様?天狗様になってました




さて…

そんな親方と彦に

社長より仕事の閑散期に「造園」の手伝いをやれと言い渡されます




スコップ片手に土掘って

えっさほいさっ♪と




今の彦なら

どんな仕事も一生懸命やるのですが…



あの頃は若かった



こんなクソ仕事やってられっか!

穴堀なんて土方(仕事の出来ない人)の仕事だ

大工は大工の仕事(主目的)やってなんぼなのにっ



と、

それが続いた事で

キレて会社を辞めてしまいました




これを…姫ちゃんの居る

日赤病院に当てはめると…?




資格をもった看護師様が

そんな患者の「雑用」やってられるか?



私たちは医者から指示された

医療業務(主目的)があるんだから


そんな雑用(身の回りのケア)なんて

助手がやればいい



と…

姫ちゃんからの日々の報告を聞いていると

彦は感じるのです




まぁね

若いうちは

目立たぬ影仕事よりも


人の注目浴びる表の仕事をしたいものですわね



彦もそんな時期があったので

その気持ちも解らなくはありません




まぁ

国や宗教や環境など(信じるもの)が違えば

「価値観」なんて変わるものだし


「大切」にしたいものや

事だって変わってきます



日赤病院というところは

「命」が大切で

「心」は二の次というところですね



人としての「扱い」


そこで見ればクレームは山盛りありますが

(アンケート用紙の裏に書いても一枚じゃ書ききれない)


「主目的」が違う以上

言っても無駄な事

馬の耳に◯仏ってとこですかな?



そんなクレームあるなら

雑用する助手増やせっ!って

逆にナース部長から院長へ逆クレームあるかも?ね




本当にね

こういう病院だからこそ

面会制限が歯がゆく感じます



看護師が手の回らない事を

家族がケアしてあげる事で

患者自身の「心」もケア出来ると思うです



いつも一緒にいるからかそ「気づく」変化があったり




人間だから


患者だって

家族だって

病院の医者や看護師やスタッフだって


「完璧」じゃない


だからそれぞれ違った視点で助けあって行かなきゃなのにね




本当にね

この「コロナ」で

その人間関係が崩壊してしまったなぁ…と

彦は感じるのです



何度も言うように

日赤病院には

過去2度姫ちゃんを助けてもらった大きな「恩」があるのです



あれから…5年



このコロナの期間から

「人」の心

在り方が変わってしまったこと


彦はとても悲しく思います




姫ちゃんが1日も早く退院出来ますように

早くお風呂入れてあげたいよー




今日もお付き合いありがとうございました