姫ちゃんのショートステイ中

4年ぶり?くらいに札幌の親の家に行ってきました




以前住んでいたアパートが老朽化で取り壊しになり

今は別のアパートへ引っ越し

初めての訪問




毎月のように通った札幌までの道のりも

本当に久しぶりでした





父さん母さんに会うのはお盆ぶり



旭川に本家の墓があるので

両親はお盆になると彦のアパートへ立ち寄ってくれていたので

3ヶ月ぶり?くらいの再会です





仕事に行く前の父さんに少し時間をもらい

父さんの肩と首揉み


次に母さんの全身を話を聞きながら揉みました




人の体って不思議なもので

黙って揉んでいるよりも

話をしながリラックス状態で揉めた方が緩むんですね

(彦が昔行っていた整骨院は先生がうるさくてリラックス出来なかったです)





その後母さんに食事の準備をしてもらい食事




あんなに嫌いだった母さんのご飯が

あぁ~

美味しいな♪と感じました





父さん母さんも年をとって丸くなったからか?




あんなに酷かった両親も

今では嘘のように良い両親へ変わってきています





振り返ってみれば

両親との関係がここまで来るのに…

本当にいろんな事がありました




何度も何度もぶつかり

絶縁状態も何度もあり



何故解ってくれないんだ!?と

ずっと心を閉ざして怒ってきたけれど…



それじゃ何も変わらなかったんですね





きっかけは「姫ちゃん」



姫ちゃんが

彦へ「無償の愛」を注ぎ続けてくれたから


どんなに彦が否定して反発しても

それを姫ちゃんが大きな器で受け入れてくれたから



「受け入れてもらえる」

それが自分の肯定になり

「許し」へと繋がる


それを姫ちゃんから学ばせてもらいました





そこが見えてくると…



何故両親が

とくに母親が


彦の価値観を受け入れようとせず

一方的に自分の価値観を押し付けてくるのか?が見えてきました




そう…

彼女(彦母)は

自分の母親から愛情(肯定)をもらっていないんです




彦父にしても同じ


自分の父親から

上3人(長女、次女、長男)から下は「いらなかった」と

次男の彦父は、その存在自体を否定され育ちました



幸い

早くに他界してしまいましたが

彦父の母がとても愛情深い人で

彦父は母の愛は受けていたようです





いろいろ屈折して

心の育っていない両親



その両親の「立場に立って」物事を見る

そこから始めました





頼れる片親は早くに他界し

(彦母の父、彦父の母)

残った親からは否定され



若く幼い自分が右も左も解らず社会に出て

結婚して子供をもつ身になる



どれ程不安で大変だったか…



何しろ人付き合いが下手で

友達も殆ど居なくて


今の時代のようにスマホで一発検索なんて無い時代です



それを考えると…

よくあの時期を乗り越えたなぁと

逆に感心しました





自分も年を重ね

20代を過ぎ30代を過ぎ40代も後半へ進み



両親の通ってきた道に

自分の感覚を重ねる事が出来る年齢になった

それも理解の土台になっていると思います




そこに気がついてから…




時間のある時に少しずつ少しずつ

両親にいろんな話を聞きました





今でも思い出しますが…

彦が3才の時に

夜中に目が覚めると…

家に誰も居なくて


お母さん居ない

お母さん居ない!と大声で泣き叫び


家の中を必死に探し回り…

玄関を出て外で泣き叫んでいました




その時にアパートの隣に住むご夫婦が出てきて

母親が帰ってくるまで

お隣で過ごさせてもらった事を思い出します




何も知らなかった時は…


酷い母親だ!と

否定してきたのですが



彦を置いて呑みに出てい母親にも

母親なりの「事情」があり



父親に裏切られ他の女の元に逃げられ

実家に帰る事も出来ず

一人幼い子供を抱え

頼れる友だとも居ない「孤独」と戦っていたのですね





その原因を作った父親も…



3回も母親を裏切り

離婚、再婚を繰り返した最低野郎!と否定してきましたが…



それにもまた「事情」があり



酒癖の悪い母親が

酔った勢いで父親の友人に抱きつきキスをするという愚行から古い友人を失い

母親への不信感が芽生え



自分はそんな事をするのに

自分にたいしては束縛に嫉妬

(女友達と話をしていただけでキツイ嫉妬攻撃)から

段階と母親から心が離れていったそうです





父親と子の立場から



一人の男と男として

自分の女性経験も父親へ話

あんな失敗、こんな失敗もあったと打ち明け



父親の3人の不倫相手の事もいろいろと聞いてみました



子の立場から見れば…

知りたくもないし

クソ野郎!と否定もしたくなりますが




一人の男として見てみれば…



父さんも一人の男であり

一人の普通の人間なんだなぁと感じました





自分から歩みより

「相手を知る」



これをやってみると

「両親」て

何処にでもいる「不完全」な「人間」なのだと

実感します





何処か彦の中で

「親」とは

こうあるべき!という強い「固定観念」があったようです




でも

それもまた…過去を遡ってみれば


親もまた

こうあるべき!と子供に自分の理想や固定観念を押し付け


共に幻想を見ているような気がします




自分を見れば解りますよね?


人間って

本当に「不完全」なんですもの



親も不完全な人間


子もまた不完全な人間



それを受け入れるか?受け入れないか??だけなんです




こうあるべき!なんて固定観念にとらわれて

その固定観念を守る為にどんどん周りに壁を作っていたら…


自分が絶対正しい!のお城の王さまになってしまいます



待っているのは孤独で淋しい老後ですよ♪




そんな事を少しずつ少しずつやって行ったら

段々と両親が心を開いてくれて



そんなキツイ状況を乗り越えた両親凄い!と思えるようなったら…



何だかダメダメだと思ってた両親を「尊敬」出来るようになって


それを両親へ伝えるようになったら…



段々と両親が「良い親」へ変化してきたように感じます





前に聞いた事がある言葉ですが


女は子供を産んだから母になるのではなくて

子供に親にしてもらうから母になる


だったかな?



もしかすると…

彦が両親を受け入れた事で

両親が親へと変化していったのかも?とも思えます




それもこれも…

彦に沢山の愛情を注ぎ続けて育ててくれた

姫ちゃんのおかげさまですね



本当に素敵な人と出逢えた事に

心から感謝です




姫ちゃんから受け取り学んだバトンを

彦も次へ繋いでいかなきゃね





今日もお付き合いありがとうございました



良い1日をお過ごしください