隣のお家の庭に真っ白い卯の花(写真)が咲く頃、
風はすっかり暖かくて、
夕方にはついつい外に出て散歩したくなる。
主の御婦人も部屋から出てきて。
「花がきれいに咲いてますね」って声をかけると、
「そうユキヤナギよ」って。
いやこれは卯の花(写真)で、
うつぎのことですよ。
もう小米のような花は散っていて。
陰暦の卯月は新暦5月頃。
卯の花の 匂う垣根に♪〜
唱歌「夏は来ぬ」のメロディーを口ずさみたくなるほどで、
冬が終わったらいきなり夏気分。
空木は「うつろぎ」「うつおぎ」「うつぎ」と読み、
現(うつつ)を抜かしたり、
とろとろしていたらもう夏で。
by 啐啄(そったく)童子
穏やかな日差しに照らされて
いま
を大切に今日も生きる
マルクワークス山越