はるはあけぼの。ようようしろくなりゆく、、、

枕草子の一文を出すまでもなく、

私の気持ちのなかにはおよそ白いものが想像されて。

例えばこれ、

いくぶん日暮れが遅くなって、

これに暖かさが加われば暫(しば)し、

たそがれどきまで外に佇(たたず)んでいたくなるもの。

夜の帳(とばり)が降りた頃、

それでもまだ暖かいままで夜空を見つめていた。

満月ではないものの、

それに近い形でやや東の空に。

そして見下ろせば庭のツバキをほんのり照らしていて。

月と白いツバキ(写真)と。

 



遥か古(いにしえ)ではあるが、

清少納言もこの月を見たのだろうか。
 

 

      by 啐啄(そったく)童子

 

穏やかな日差し太陽に照らされて

キラキラいまキラキラを大切に今日も生きるクローバーマルクワークス山越