景色を見ることに興味なくても、
容態が快復基調にあれば気持ちに余裕もできて、
カーテンを開いて少しばかり外を見たくなる。
白い雲と同じ目の高さに見えて、
手を伸ばせば掴み取れそうな位置関係(写真)。
眩しいなかにあって、
雲のつぶが太陽の光をあちこちに反射しているためより白く見えたりして。
だけど光の当たらない黒い雲より、
こうした晴れ渡る空がどれほどにありがたいか。
4階の網目のペアガラス越しだけど、
眼下の雲は濃くて、
高くなるほど白が薄くなっているのが分かる。
古代中国の五行説、
つまり青春・朱夏・白秋・黒冬としているのがここでも分かる。
澄みわたる秋だけに、
この純白の雲の色に納得。
by 啐啄(そったく)童子
穏やかな日差しに照らされて
いま
を大切に今日も生きる
マルクワークス山越