稲の収穫が始まる頃、
コンバインの周りにはいつしか鳥たち(写真)が集まってきて。
白や黒の羽の色は違えど、
同じ餌を求める同士には何ら違いはない。
仲がいいんですね。
また生まれや育ちは違っても、
同じごちそうを前に奪いあって争えば足らなくなるから、
慌てなくてもそれぞれがそれぞれに分け与える気持ちがあればよろしいかと。
それを分かっているから、
コンバインを操作するおじさんは黒白まじりのあごひげを撫でながら、
鳥たちに近づけばスピードを緩めてくれるんですね。
こうして人と鳥のふれあいは、
白鷺やカラスたちが大地を離れて、
ねぐらに帰る日の暮れまで続くのです。
by 啐啄(そったく)童子
澄みわたる青空
に 鳩
が飛ぶ
希望と大志を 抱いて飛ぶ トライ