山間の日暮れは都会のそれより幾分早い気がする。
山の尾根から裾野にかけて、
西日(写真)が最後の名残を惜しむかのごとく、
精一杯照らして消えてゆく。
さっきまで明るかったのに、
けん玉落とすスピードで日が暮れる。
暮れて寂しい山の裾野に一つずつ灯りがともる頃、
紅葉し始め(写真)の広葉樹に、
また優しくサヨウナラと手を振る、
ススキの原(写真)に別れを告げて街に帰ろう。
山に来て急かされ、
街に帰っても日常生活で急かされ、
秋はいつも急ぎ足。
帰ったら時間に逆らうようにゆっくりと、
じっくりと熱めのコーヒーを飲もう。
それもブラックでね。
by 啐啄(そったく)童子
芸術の秋夜長の秋
すいっちょんも鳴く秋
障がい者も夢を描く
トライ株式会社