樹の枝越しに白い月が架る。
このモチノキの枝があの子の細い眉ならば、
白い月は差し詰めあの子の潤んだ瞳。
これ以上何が言いたいのだろう。
これ以上何をしてほしいのだろう。
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わがままをきちんと諭すだけ諭して、
黙って私は目を閉じた。
by 吉良星
春を待つ
あなたのもとへ