なぜ
人も 社会も 繰り返すのでしょうか？
なぜ
永遠ではないのでしょうか？
永遠は
なが（永）く とお（遠）く
と書いています
あまりに ながいと
あまりに とおいと
人間は 大切なものを
忘れてしまうからでしょうか？
種を蒔き成長を感じ
収穫する喜びがあります
雨の日が続けば
晴れた日に感謝できます
冬を耐えるから
春が待ち遠しくあります
スタートしたから
ゴールした達成感があります
永遠に実をつけなくて
永遠に光がなくて
永遠に暖かくならなくて
永遠に到着できなくて・・・
永遠に誰もが生きる世界は
どんな世界でしょうか？
永遠だから頑張る必要がないし
成長しなくていいし
永遠ならば今やる必要もないし
いつかやればいいし
永遠に
成長する喜びを
いのちの尊さを
知らないまま
終わりのない世界で生きるとしたら
人間はどう変わってしまうのでしょうか？
私達は
自分のいのちが永遠ではないということを
知っています
今日、今この瞬間も
どこかでひとつのいのちが生まれ
どこかでひとつのいのちが終わっていきます
たくさんのいのちが
いまを生きています
人間は
自分のことだけでなく
人のことを思います
「どうしたら元気になってくれるかな？」
「何がいちばん喜んでくれるだろう？」
「こんな方法があるよ」
「これ きっと役にたつよ」
「今の人達に何が出来るだろう？」
「子供たちに何を残せるのかな？」
「未来の社会に何を伝えるべきだろう？」
限られた時間があるから
そう思うのでしょうか
永遠ではない いのち
永遠につづく 思い
きっと人間が
当たり前を忘れないように
大切なことを思い出すように
愚かなことを反省するために
ひとりひとりにもっと力があるのだと
気付かせるために
人間が永遠につながるために
そのために
繰り返すのではないのかと
今はそう思うのです
正解はありません
それでも
自分の答えを
見つけたいのです