病院も転院して強い抗がん剤が始まった。
副作用も酷かった。
想像を超えてた。
髄液検査の結果が出て先生との話し合い。
怖い事
これからやる事に対して痛い事ばかり言う。
正直投薬でメンタルもかなりやられていた。
治る確率。
生きる確率。
全てを聞いた上で
もう完全に気持ちが滅入ってしまった。
もー治療を辞めたいとまで思ってしまった。
一層の事
辞めて
残された時間を家族と自分の好きに
過ごした方が幸せなんじゃないかと
思った。
これからも入退院を繰り返していく。
家に帰れるのは1ヶ月のうちに
わずか何日あるかないか。
だったら。。。。
嫌な事悲しい事ばかりしか
思い浮かばない。
もー頑張れない。
頑張れる気力さえ残っていなかった。

精神力も
体力も
メンタルも
全てがボロボロだった。

どーしても家族に会いたくて
お家に帰りたくてたまらなくなった。
このまま病院にいたら
本当に心が壊れてしまう。
いやもう壊れかけてる。
看護婦さんに自分の正直な気持ちを2人きりで
話した。
先生に頼んで外泊許可を取ってもらうことにした。
勿論返事はダメ。
当たり前だ。本来外泊なんてまず認められない。
帰らしてもらえるはずがない。
それでも、もう一度頼んでもらえるよう
泣きながら頼んだ。
看護婦さんも頑張ってくれたらしく
先生。。。。
渋々許可してくれた。
その代わり次の日朝10時までには
必ず帰ってくる事。
その時すでに夜8時頃
わずかな時間しかない。
それでもいい。
家族に会えるなら子供達に会えるなら
ほんの少しでもいい。
そう思った。
急いで支度して
お家に帰った。
自分の思いを全て正直に
家族に話した。
当然誰もうん。辞めていいよ。など
言うはずがない。
主人に限っては怒ってしまった。
残された家族
子供達どーするんだと。
分かってる。分かってるけれど。。。
私も上手く言葉にならない。
言い返せない。


上の子とお布団の中でだけれど
沢山遊んだ。
変顔したりギュって抱きしめたり
こちょこちょしたり。。
本当に嬉しかった。
そしてまた悪い虫をやっつけに
いかないといけないから明日病院に
帰ることも伝えた。
遊んで上機嫌だったのか
いーよー。とご機嫌よくお返事してくれた。
この子の為に絶対に残しては
逝けない。
子供達の為に私がいないと。
そう思った。
結局色々考えたりもしながら
またお家にいる時間も惜しくて
その日はほとんど寝られなかった。

病院に戻りたくないとも
思いながら
約束通りの時間までに
病院に戻った。