2022年6月1日 生体肝移植
2024年3月12日

移植後1年9か月と11日。



2022年4月

余命を宣告された時期を

ふりかえって...



移植しか

いきる道がないと

言われたとき...


死ぬ覚悟はできていた。

同じ肝硬変でなくなった姉を

みてきていたので

冷静にうけとめられた。



入院前には

2022年4月(移植前2か月)


支えがないと歩けない。

食事がとれない。

頻繁な筋肉けいれん。




入院してからは


  

腹水で


妊娠産み月よりも

腹は大きくなった。


そのため

呼吸がくるしくなり


たびたび

酸素濃度が80だいにさがった。


濃度が下がるたびに

看護師が

かけつけてくれた。


鼻カニューレの酸素療法も

使っていた。


ベッドに横たわっても

腹部の圧迫で


眠剤を服用しても

ねむれなかった。


闘病生活の中で


死ぬことより

怖かったのは

痛みだった。




苦痛から逃れられるなら

死んでもいいかな


と思ったことも

あった。




しかし

娘のドナーがきまり


手術日がきまり

この日まで頑張れば


生きていける!


希望が見えると...


怖かった苦痛も

こわくなくなった。


苦痛に立ち向かっていく

  勇気

でてきたのである。


  その日から


   一日の苦痛を乗り越えれば


  その一日は

生きることに近づいていくんだ!


と思えるようになってきた。




苦痛は

希望にかわっていった。



つづく